まなびの『び』

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銀行の業務

大河ドラマ「青天を衝け」では、今渋沢栄一が銀行の仕組みを作っています。

明治になって日本は殖産興業発展のため、近代的な金融の仕組みとしてアメリカのナショナルバンクの制度を取り入れて国立銀行を設立します。当時大蔵省に勤めていた渋沢栄一は設立の中心人物であり、その後自らが最高責任者に就任しました。この銀行が第一国立銀行で、今のみずほ銀行になります。

 

さて、そもそもこの銀行はどういった業務をしているのかというと、銀行法第10条に明記されていて、

 

銀行は、次に掲げる業務を営むことができる。

一 預金又は定期積金等の受入れ
二 資金の貸付け又は手形の割引
三 為替取引

 

この他、2項に付随業務が記載されています。しかし、お金を預かる。お金を貸し出す。小切手、手形、さらに振込等の決済の取り扱い。この3つの業務が銀行の主な業務ということです。

 

お金を人から人へ流していく、こうした仕事が銀行の役割で、仕経済活動や日常生活に必要なインフラとなります。

冒頭の渋沢栄一の話に戻すと、当時の明治政府は日本の近代化経済の発展のためには、近代的な銀行制度の整備が必要でした。銀行自体の多様化、統合を繰り返し、段々と今の様な形になっていきます。