まなびの『び』

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自己資本利益率(ROE)

自己資本利益率ROE)は企業を収益をあがえる効率性を分析するための指標と言われていて、ROEとはReturn On Equityの略です。

計算式は、

ROE当期純利益÷自己資本×100

つまり自己資本に対して、どれだけの利益を生み出しているか、を表しています。株式の発行により株主から調達した資金は自己資本に入りますので、株主のためにどれだけ多くの利益を生み出しているかを表しています。

ROEは一般的には8%が目標値、10%以上で優良な企業であると言われています。が、このROEが高い企業はすでに株価が高い場合が多く、今後ROEを高められる可能性がある企業か、が投資にとっては重要なポイントになります。ROEを上げることを目標としている企業もいくつか見られます。

 

ROE=売上高純利益率(当期純利益/売上高)

    ×総資産回転率(売上高/総資産)

     ×財務レバレッジ(総資産/自己資本

という式に分けることができます。つまり、本業の利益率を高めたり、非効率な資産を処分して、総資産を下げることでROEが上がります。あるいは負債を増やすことで財務レバリッジが増えるので、ROEが高まることになります。