まなびの『び』

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ベビーカレンダー(7363)の銘柄分析

ベビーカレンダーは2021年3月に東証マザーズに上場した企業です。妊娠中、出産後の両親向けに情報発信しているベビーカレンダーというアプリを提供していて、私の妻もこのアプリを使用していた記憶があります。

 

【ベビーカレンダーの経営状況】

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ベビーカレンダーは上場直後であることから、過去数年間分の情報は少ないながらも、昨年は売上、利益とも堅調に成長、2021年度も会社予想で20%の売上成長を見込んでいる企業です。

 

 

【ベビーカレンダーの事業内容】

 

ベビーカレンダーの事業内容は次の通り

〇メディア事業

 『無料の専門家相談など、ママが安心できるメディアサイト・アプリを運営』ということで、企業名と同名のアプリを運営しています。妊娠~出産後、1歳になるまでの、1日1日にそのタイミングにあったアドバイスをしてくれます。とてもかわいらしくアプリ内の赤ちゃんも一緒に成長してくれるので、とても愛情が沸きます。このような情報発信、また石、助産師などへの無料相談といった機能もあり、ベビーカレンダーのPV(ペービュー)も年平均150.6%増と成長しています。

メディア事業への広告掲載にて収益を稼ぐような構造になっています。このメディア事業がベビーカレンダーの売上の66%を占めている主力の事業で営業利益率も高い事業です。

 

産婦人科向け事業

 『産婦人科施設が抱える掲載課題をインターネット技術を利用して解決します。』といういことで、産婦人科業界の集患をデジタル面から支援をしてくれるという事業です。問診用や入院の手引きなどの書類のペーパーレス化、沐浴指導などの動画などといったコンテンツを産婦人科に提供し、患者さんに効率的に案内できるようにしています。

産婦人科向け事業は全体の23.9%を占めています。

 

〇webマーケティング事業

医療施設を中心にWEBサイト制作、広告、ロゴ・キャラクター政策など、Webマーケティングのサポートをしている事業で、こちらは2020年3月に始めた事業です。

 

【ベビーカレンダーの今後の成長性】

少子化という社会状況で、さらにコロナ禍により妊娠を控えるケースが出てきていることから、ターゲットとなる妊婦は減っている様子。その中でも2021年12月期の第3四半期決算説明資料によると、ベビーカレンダーのHPアプリのPVは過去最高を更新している様子。メディア事業も9月には単月売上最高値を更新とのことです。

 

【ベビーカレンダーのチャート】

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上場近辺で上下を繰り返した後、下落トレンドです。まだ様子見段階だと思っていて、きっかけがあれば上向き始めるという感じで考えています。

 

こども家庭庁関連銘柄

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