まなびの『び』

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ギークス(7060)

ギークスは2019年3月に東証マザーズに上場した企業です。2020年4月に東証1部に市場変更しています。

 

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ギークスの事業内容】

ギークスはIT人材事業、SeedTech事業(旧IT人材育成事業)、ゲーム事業、x-Tech事業の4事業のセグメントとなっています。売上構成比では、IT人材事業が42%、ゲーム事業が47%を占め、残りをSeedTech事業、x-Tech事業となっています。

◯IT人材事業

ITフリーランスと企業とのマッチングサービスを運営しています。ITフリーランス専用の案件検索サイト「geechs job(ギーグスジョブ)」を運営し、案件検索を行うとともに、確定申告セミナー、交流会などのセミナーを開催、また福利厚生プログラム「フリノベ」をフリーランスに提供するなど、フリーランスへのサポートを行っています。

◯SeedTech事業

子会社の『シードテック株式会社』がプログラミングスクール『Seed Tech School』を運営しています。フィリピン共和国にて合宿型形式で英語とプログラミングを学習するコースとオンライで学習するコースがそれぞれあります。オフショア開発事業も行っており、「Shopify」の開発も行っているとのこと。

 

◯ゲーム事業

子会社の『G2 studeio』にてスマートフォン向けのゲームアプリの企画、開発、運営を行っています。バンダイナムコオンラインから配信している『アイドリッシュセブン』やバンダイナムコエンターテイメントから配信している『僕のヒーローアカデミアULTRA IMPACT』を運営しています。

 

◯x-Tech事業

xR(クロスリアリティ:VR(仮想現実),AR(拡張現実),MR(複合現実)の総称)を活用した映像制作技術、ウェブメディア・SNS運用のデジタルマーケティングのノウハウをかけ合わせ、価値提供をしています。ゴルフ専門情報サイト「Gridge」も運営しています。

 

ギークスの今後の成長性】

フリーランスに従事する方は増えつつあるのは事実で、将来的にも人材流動化が進むのであれば、企業に従事するメリットが減ることで、フリーランスが増える可能性はあると思います。また、IT事業は今後も安定的に成長する分野であることから、ギークスの成長性は高いと思っています。このようなマッチング事業では、どれだけのフリーランスを登録させられるか、ということが重要だと思いますが、ギークスはフリーランスを育成する事業を持っていることが強みだと思います。

 

ギークスの決算状況】

2021年3月期は、コロナ禍による人材採用需要の一時的な抑制、ゲーム事業の1タイトルが2022年3月期にずれた影響もあり、売上高は前期比3.3%減も営業利益では7.9%増。第4四半期でみると、前年から大幅増を果たし、回復を見せています。直近2022年3月期の第2四半期までの累計(上半期)でみても対前期98.2%と売上をほぼ2倍にしているという急成長をしています。好決算を受けて、通期の業績見通しを上方修正を発表しています。

 

 

ギークスのチャート】

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ギグワークスのチャートは上記決算発表を受けて急上昇中で、上場直後の急騰時の価格を目指しています。出来高もあって力強くは見えますので、このまま上場来高値を更新してくれるとよいですが、2020年3月の上昇や2021年1月の上昇と似ていると見ればまたしばらく横横しながら下降、なにかのきっかけで再浮上みたいなイメージもありますが。