まなびの『び』

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冬のボーナスと投資信託購入の際の注意点

会社員勤めの方は、冬の賞与、ボーナスは支給されましたでしょうか。12月初旬で支給される企業が多い様ですが、Pontaリサーチ調べの「2021年10月発表冬のボーナスの使い道、8年連続「貯金・預金」が1位」から、コロナ禍2年目の冬のボーナスの使い道を見ていきたいと思います。

 

参考URLはこちらです。

www.loyalty.co.jp

 

さて、冬のボーナスの使い道でトップは貯金で37.8%とダントツです。過去これまでもずっと1位で今後も変わることはないものと思います。

コロナ前の2019年度から今年にかけて傾向が顕著なものをまとめると次の通りです。

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「食品(お取り寄せ、特別なもの)」「投資信託」「旅行(日帰り)」が使い道の意向が高まっている一方、「旅行(宿泊を伴うもの)」「外食」は意向が下がっています。

旅行は宿泊から近場で日帰り、外食ではなくお取り寄せ、といったわかりやすくコロナ禍の現状を移しています。とはいっても、宿泊を伴う旅行、外食とも、傾向的には下がってはいますが、絶対値としては高い状態です。この調査は2021年9月に実施されたもの様なので、今調査をしたら別になるかもしれません。

そして、投資信託が伸びています。ボーナスを投資信託に、という調査結果は、夏のボーナスの使い道でも使い道の意向10位以内に入っていて、最近の投資ブームがボーナスにも現れています。

 

ボーナスを投資信託に投入する際の注意点として、自戒を込めたアドバイスですが、まとまった金額が入るとつい一括投資を行いたくなります。

しかし、今の時期が投資信託の高いとときかやすいとときかは誰にもわかりません。下の図は三菱UFJ国際投信の商品のeMAXIS SLIM 先進国株式インデックスの毎月末の基準価格の推移をグラフにしたものです。2021年1月から順調に増えていっておりますが、このまま上がり続けるかどうかはわかりません。特に最近はオミクロン株でコロナ禍からの回復傾向に水が刺され、またインフレ懸念と利上げ懸念、中国政府の規制動向により、不透明な状況が続いています。

どころか、現在がピークで大暴落が発生し、しばらくもどってこないといった可能性もあります。

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ですから、ボーナスを投資信託を購入するのであれば、可能な限り購入し続けることが重要です。夏のボーナスも含めて考えるなら資金投入予定を6分の1、冬のボーナスだけなら12分の1にして毎月購入する様に設定する様にしましょう。

またこの場合に銀行口座を普段使っている口座と同じにしてしまうと、自制心が強くないと、せっかくの投資信託購入資金を使ってしまう可能性があります。

ぜひ貯蓄専用の銀行口座をつくって、そちらに分けておくことおすすめします。