まなびの『び』

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楽天グループの強みについて妄想

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これまで楽天グループについて見てきましたが、なぜ楽天の強みを勝手に考えていきます。詳細ないビジネスモデルまで調べてはいないので、妄想で、事実に基づいていないことをご了承ください。

 

楽天の魅力といえば、やはり共通ポイント「楽天ポイント」にあると思っています。楽天ポイントを中心として日常の様々なサービスが紐付いているため、一度ユーザーを獲得できればなかなか離れることが難しくなります。SPUの制度は以前とくらべてかなり旨味が薄れてきたのでユーザーとしては残念ではありますが、過去とではなく現在の他社制度と比べるとまだまだ十分すぎるほど魅力的ですし、勝手な推測ですがこのSPUはサービスを使ってもらう広告の様なもの、餌巻きのイメージだと思いますので、そのSPUの中身の増減は仕方ないと思います。実際に各サービスを使ってみるとサービス単体でみても他社に対抗できます。

そして、楽天ポイントが魅力的だからこそできるのが、実店舗への送客するという店舗向けのサービス。楽天チェックで店舗に来店してもらう、Rakuten Pashaで商品を買ってもらう、といった形で、ECというオンラインで繋がっている楽天ユーザーをリアル店舗への送客ができますので、このサービスを利用する店舗側にとっても魅力的なサービスになります。

一方楽天にとっても、送客した店舗が楽天カード楽天Payの加盟店であれば、決済により利益を得ることができます。この様な非常によい循環が達成できているんだと思います。

 

さらに、いろいろなサービスが楽天IDで繋がっているので、多様な分野でのサービス利用傾向をビッグデータとして分析することができます。例え話ですが、楽天証券で口座を作っている人が楽天totoでスポーツくじのBIGを購入する可能性が高いなら、証券口座を持っている人に楽天totoのターケティング広告を打つことができると効果的になります。このような分析もできるのではないかと思いますし、このような利用傾向のデータを店舗にマーケティング分野で提供し、コンサルティングもできるのではないでしょうか。

 

ECでも実店舗でも、小売業者の背後には楽天が、といった未来もあるのかもしれません。

 

第1回

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第2回

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