まなびの『び』

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ポピンズホールディングス(7358)〜働く女性支援〜

こども家庭庁関連銘柄、ポピンズホールディングスです。働く女性の育児・介護支援を目指す企業です。2020年12月に東証1部に上場しています。

 

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ポピンズホールディングスはチャイルドケアサービスやシルバーケアサービス等、居宅訪問による保育及び高齢者ケアサービスを行う『在宅サービス事業』と、認可保育事業、認可外保育事業等で保育・学童施設の運営を行う『エデュケア事業』に分かれています。

売上高の83%がエデュケア事業ですが、ポピンズホールディングスの特徴は『在宅サービス事業』の保育・教育ベビーシッターサービスです。自宅で見てもらうこともそうですし、保育園への送迎や公園でのお遊びなどもある様です。例えば毎週◯曜日に残業をする時間とする日と決め、その日はベビーシッターにこどもを見てもらうという使い方があるようです。また、オプションで、こどもの食事作り、家庭教師、アスリートレッスン、受験指導、カウンセリング等も提供しているとのこと。

高齢者向けには、「VIPケアサービス」を提供。家事サービス、外出同行サービス、身体介護、ご相談サービス、エマージェンシーサービス等を提供し、完全オーダーメイドのサービスを提供しています。

 

エデュケアサービス事業では、認可保育所認証保育所認定こども園、事業所内保育園、学童保育、児童館、商業施設内・ホテル内保育所、アクティブラーニングスクール、エデュスクール、インターナショナルスクールを運営、またハワイにも託児施設を運営しています。

 

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当然にIT企業のような爆発的な成長はないですが、施設数が増えて、安定的に成長はするビジネスだと思います。また、ベビーシッターというとまだあまり私も馴染みがないのですが、それでもナニーサービス会員数は過去10年で4倍となっているとのことです。最近は働き方も多様化してきており、このような箱物である施設に預けるだけでは対応しにくい場合もあるのではないかと思います。より、使いやすいと思わせるようなアイディアがあるとよい、と思います。

調べてみて面白いなと思ったのは、企業が福利厚生として従業員へベビーシッターサービスを提供するといったもの。女性の活躍推進を掲げる企業は多いですが、時短勤務、育休のとりやすさという観点もありますが、休まなくても働くことができるという方向性での従業員支援もあると思います。その様なときにこのベビーシッターサービスの活用もありかと気付かされました。

 

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株価の推移は上場後2ヶ月後にせり上がるようなイメージでしたが、その後失速しています。成長株と同じ目線ではない銘柄ですので、じっくりと割安な時期に確保すると、政府のこども支援政策で注目を浴びると伸びる、といった