まなびの『び』

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決算シーズン到来 ファーストリテイリング(9983)の決算を見る

決算発表が重なるシーズンがやってきました。投資家にとっては大忙しの時期ではないでしょうか。こういうのを効率的に見る方法が未だに見つけられておらず、この様な時期は見きれないままのことが多いです。

とはいえ、重要なところや自分が興味のあるところに絞って見ていきます。

 

ということで今回はファーストリテイリングについて。ファーストリテイリングは1月13日に2022年8月期の第1四半期となります。

ファーストリテイリングといえばユニクロジーユーなど衣料の企業です。日経平均株価の寄与度が大きいので、日本経済は与える影響が大きい銘柄となります。ここしばらく、ファーストリテイリングの株価は減少傾向が続いていましたので、ぜひこの好決算を出して、反転してもらいたいところです。

 

◯業績まとめ

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第1Qは売上高1.2%増、最終利益も33.0%増の好決算でした。

セグメント別では、海外ユニクロ事業、グローバルブランド事業が伸長しました。アジア・オセアニア地区、欧米が好調だった様です。欧州では気温の低下が好調の背景とのこと。一方、中国では厳しい外出規制で勾配意欲が低下したことで苦戦をしていたと記載があります。

一方、国内ユニクロ事業、ジーユー事業が減収・減益となりました。

国内ユニクロ事業では前年同期が、在宅需要、エアリズムマスクの売れ行きが好調だったこと、秋冬商品が伸びなかったとのことを原因として挙げています。

 

◯市場の反応

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市場の反応はというと、翌日1月14日のファーストリテイリングの株価は、前日比8.07%プラスの63,910円で着地。1月14日は日経平均が前日比▲1.28%と大きく下げた中で、強い伸びを見せてくれました。先にも触れた通り、ファーストリテイリング日経平均への寄与度が大きい銘柄ですので、この好決算で今の悪い日本株の流れを引き上げてくれれば良いのですが。。。