東証REIT指数の直近の動きについて
このところ東証REIT指数の動きがなかなかに「えぐい」動きをしているため、本日はその話題です。
私は東証REIT指数に連動するインデックス投資信託に一部振り分けて積立をしています。これは、海外の株価指数とは比較的相関係数が低いと言われているためです。
上記のリンク先には、三菱国際投信のeMAXISシリーズの各ファンド間の相関が公表されていて、ポートフォリオを考える上で非常に参考になる資料ですが、これによると国内リートと先進国株式の間の相関係数は0.327とかなり低い数値になっていることがわかります。
※相関係数は完全に同じ動き(一方が上がれば、他方も上がる)をしていれば1、全くバラバラだと0という値になります。なお、反対の動き(一方が上がれば、他方は下がる)の場合、-1という値になります。
さて本題、東証REIT指数の直近1年間の動きは次の通りです。
範囲外ですが、新型コロナウイルスにより2020年3月に約50%に急落していましたが、2021年8月ごろまででほぼ回復をしていました。そこからはだらだらと下っていたのですが、2022年に入ってから、急激な低下を見せています。
1月4日の終値2081.04ポイントから20日の終値1839.09ポイントまで11日連続で下がり、通じて11.6%も下落しました。ほぼ1年前の水準まで下がった形です。減少傾向は日本株と同じですが、日本株よりも減り方が厳しいです。
アメリカでの金利が上がったことと、コロナウイルスの感染拡大に起因していると思っています。
リートは高い利回りが魅力となる金融商品ですが債券の利回りが上がれば比較して魅力が下がりますし、加えてコロナウイルスの感染拡大で、ホテルや商業施設等での利益を出しづらくなれば、不動産賃料が下がります。
これらが重なったことが背景にあると思いますが、それにしてもここまでひどいのかと。
私の戦略はあくまてま長期分散投資ですので、今下がってくれる分にはそこまで悪いと思っていないのですが、メンタル的には非常に悪いです。