まなびの『び』

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Hamee(3134)の銘柄分析

最近日本全体の株価が荒れていますので、下がりすぎている銘柄がないか、探してみることにしました。『この銘柄が個人的におすすめで買う予定です』とかそういうわけでもないので、その点ご理解いただいたうえで見ていただければと思います。

 

本日はHamee(3134)についてとなります。

 

〇Hameeの事業内容

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HameeはiFaceというスマホケースを中心に、充電器、イヤホン等のモバイルアクセサリー等の雑貨を販売している『コマース事業』が中心の企業です。雑貨量販店や家電量販店、EC事業者への卸売や、自社で運営するECサイトでの小売、そして韓国、アメリカ、中国でもECモールや自社サイトにて販売もしています。

また、上記自社でのECサイト運営のために開発した、EC事業者向けにEC事業での事務業務の自動化、モール横断での複数店舗での受注や在庫を一元管理できる「ネクストエンジン」を社外に提供しています。また、HameeコンサルティングというECサイト運営のコンサルティングや運営の代行も展開しています。Hameeのサイトにはクライアントの例が掲載されていますが、有名大手企業も利用している様です。

 

〇Hameeの業績推移

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2021年12月13日に発表されている2022年4月期の第2四半期決算を見ていきます。プラットフォーム事業では、「ネクストエンジン」の契約者数が5,000社を突破。昨年同期から17%増となっています。人員増強とクラウドインフラ化といった投資をしているものの、営業利益率はむしろ高まっているとしています。解約率も公表していますが、1%未満と低く推移をしています。この事業はストックビジネスになってくると思いますので、契約者数の伸び、および解約率の低さはとても安心させてくれる要素です。

コマース事業では、新型iPhoneの発売にあわせ、iFace Reflectionをリリースし、かつこれらを適切なタイミングで露出させることで、効率的な販促を実施している様を記載しています。今後の成長性としては、化粧品事業に新規参入するということです。これまで培ったEC事業のノウハウと、iFaceが若年層に強い商品であることから親和性が高いということで、化粧品ということの様です。

またセグメント上はその他に分類される新規事業として、『ふるさと納税支援』の事業が好調としています。

 

〇Hameeの株価推移

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株価推移ですが、昨年1年間は下がり続けと言ってもいいほど下がっています。PERは10.4倍、ROEも28.01%。なかなか入るタイミングは難しいですが、良い企業だとは思うんですが。メインの事業であるスマホケースについて、スマホ自体がこれから急激に増えるといったものではないので、その成長性を疑われているといったことが理由とかでしょうか。