まなびの『び』

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システムサポート(4396)の銘柄分析

最近日本全体の株価が荒れていますので、下がりすぎている銘柄がないか、探してみることにしました。『この銘柄が個人的におすすめで買う予定です』とかそういうわけでもないので、その点ご理解いただいたうえで見ていただければと思います。

 

本日はシステムサポート(4396)についてとなります。

 

〇システムサポートの事業内容

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システムサポートは次の3セグメントとなっています。「ソリューション事業」「アウトソーシング事業」「プロダクト事業」

「ソリューション事業」では、ITシステムのコンサルティング・設計・開発・運用保守を中心に、各種クラウドサービスやERPパッケージの利用・導入に係る技術支援やデータベース等のインフラ構築。

アウトソーシング事業」では、プライベートクラウド等のデータサービスやソリューション事業において開発に携わったシステムに関するユーザー企業への教育、ヘルプデスクの運用保守、データ分析・入力サービス。

「プロダクト事業」では、グループ企業による製品(ソフトウェア)の開発及び販売、ユーザー企業の用途に応じたカスタマイズ開発サービス。

となっています。

メインとなるソリューション事業は、Amazon Web Service(AWS)や、Micorosoft Azure、Orcale Databese等のクラウドサービスやソフトウェアの企業への導入支援というイメージです。企業システムの保守・サポート終了(EOS)や今後のビジネス成長にあわせてIT化、クラウド化を検討・推進を進めている企業が少なくありませんが、それらの企業に合わせたシステム構築やデータ移行等をサポートしています。

またアウトソーシング事業は、データ入力やデータ分析、書類のPDF化、テキスト化等のサービス、プロダクト事業は独自製品の開発・販売という位置づけですが、建築向け工事情報管理システム「建て役者」、モバイル受発注システム「MOS」、医用画像ファイリングシステムT-Fileなどの製品を取り扱っています。

 

〇システムサポートの業績推移

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業績推移を見ると安定して成長を続けている企業だということがわかると思います。勝手なイメージなんですが、ソリューション事業のうち多くはフロー型ビジネスだと思うのですが、それでも安定度が高いとういことは受注成長も大きいということになると思います。社会全体の動きとしてIT投資が年々増えているということもあると思います。それでもその様な場合、ライバル社が出てくるものですが、技術力の高さで打ち返せている、とかそういうことではないかと思います。利益率の高い顧客からの直接受注が67.4%、安定受注となる大手ベンダーからの二次請け等の受注、またAmazon Work ServicesやMicrosoftからも、顧客紹介を受ける場合もあるとのことです。

 

〇システムサポートの株価推移

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システムサポートは昨年1年間は株価が下降傾向で推移。長期的に見ると2020年6月がピークだったのですが、そこから下がり続けています。PERが13.9倍と割安な分類になってきています。今後の成長が続けば再評価されると思います。