まなびの『び』

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クレスコ(4674)の銘柄分析

最近日本全体の株価が荒れていますので、下がりすぎている銘柄がないか、探してみることにしました。『この銘柄が個人的におすすめで買う予定です』とかそういうわけでもないので、その点ご理解いただいたうえで見ていただければと思います。

本日の銘柄分析はクレスコ(4674)についてです。

 

◯クレスコ(4674)の事業内容

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上記セグメントは2021年3月期におけるセグメントわけです。

 

クレスコは、『「アプリケーション開発技術」「ITインフラシステム構築技術」「組込み技術」の3つの中核技術に、先端技術(AI・クラウド等)を加えた多様な技術領域を軸として、「デジタル変革(デジタルトランスフォーメーション)」を支援するIT企業グループ』と有価証券報告書上で説明があります。

ソフトウェア開発では銀行や保険等の「金融」、旅行・人材・航空・鉄道などの「公共サービス」、小売・不動産などの「流通・その他」といった分野、組込みソフトウェアでは「通信システム」、「カーエレクトロニクス」「情報家電等・その他」といった分野にそれぞれ分かれています。具体的には、ホテルの部屋割最適化、施設来場者の導線分析、旅行のWEB販売システム、荷物追跡システム、自動車用の機器制御システム等、テレビやカメラ等のデバイス制御やアプリケーションなど、様々な分野で幅広いシステムを提供しています。

この様に見ていくと作ったシステムの売切型のビジネスかと思ったのですが、保守開発としてのストック型ビジネスが全体の60~70%ということで、開発から保守まで、そして再開発と安定的な収益モデルとなっています。

 

◯クレスコ(4674)の業績推移

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2021年3月期は成長鈍化したものの、IT投資は改善傾向で第2四半期でも、売上高前年同期9.7%、営業利益47.6%増と好調です。昨年落ち込んだ運輸や旅行・ホテルも受注が回復と、各企業の投資が反映されている様です。

 

◯クレスコ(4674)の株価推移

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2022年に入って全体の地合いに巻き込まれる形で落ち込んでいます。

地合いさえ変われば上向いてくるのでは、と思って着目しています。