まなびの『び』

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楽天証券クレカ積立の改悪への対応策

先日の記事で、楽天証券の投信積立をクレカ決済する際のポイント付与が改悪されたという内容の記事を書きました。今回はその続きということで、他の証券会社、カード会社ではどうなのかを整理し、対応策を考えています。

 

SBI証券では?

SBI証券では三井住友カードとの連携で、ポイント還元を行っています。カードの種類、ランクによって、ポイント付与率が違っています。

代表的なカードで言えば、三井住友カード(NL)、三井住友カードゴールド(NL)、三井住友カードプラチナプリファードなどがありますが、つまり一般カードと、ゴールドカードとプラチナカードで還元率が異なってきます。

三井住友カード(NL):0.5%

三井住友カードゴールド(NL):1.0%

三井住友カードプラチナプリファード:2.0%

という具合です。ポイント付与されるのは積立額が最大50,000円/月となりますので、ポイントも月250円〜1,000円となります。ポイント還元率で言えばプラチナプリファードがよいということになるのですが、プラチナプリファードはカードの年会費が33,000円と高額にななります。

プラチナプリファードには、プリファードストアという特定の店舗での利用がポイントアップしたり、年間100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)が受け取れる継続特典があるなど、ポイントが貯まりやすいので、クレジットカード決済額が非常に多い方であれば、メリットが大きいのだと思います。

ですが、この投資信託を買う目的だけでプラチナプリファードを作るのはNGですね。(一応、4月30日までに作ると初年度年会費が無料とのことですが。。。)

 

続いて三井住友カードゴールド(NL)ですが、こちらも年会費が5,500円。こちらはカード入会月の11ヶ月後末までに100万円の利用で翌年以降の年会費が無料となる、というサービスがあります。こちらは達成できる人が一定数いそうですね。私個人の話で言えば、近くで利用しているスーパーマーケットが特定のクレジットカードしか対応しておらず(あるいはPayPay)、楽天での買い物が多い(お買い物マラソンの際のまとめ買いやふるさと納税など)ですので、達成できなくはないが、もったいないという感じでしょうか。なお、本題でもある投資信託の積立分は、100万円の計算対象外ですので、注意が必要です。

三井住友カード(NL)は年会費無料です。還元率は0.5%とこれまでと比べると物足りませんが、改定後の楽天証券-楽天カードよりは良さそうです。

 

SBI証券三井住友カードとは別に2022年4月から東急カードとの連携で最大3.0%のポイントが付与されるという発表も2月2日にありました。基本的には0.25%の付与率ですが、東急グループのサービスの利用状況に応じて最大3.0%のポイント付与になるとのこと。詳細は後日発表とのことですが、タイミング的にも今回の楽天証券の改悪を受けて詳細未定のまま急いで発表した様に見えるのは私だけでしょうか。

東急は私の生活圏外ですので、具体的にどのようなサービスがあるのか調べたことはないのですが、普段から東急カード使っている方にとっては、内容次第ではこちらだとお得なのかもしれませんね。情報を待ちましょう。

 

マネックス証券では?

マネックス証券では、2月下旬よりマネックスカードと連携した積立サービスがスタートし、こちらのポイント還元率が1.0%となります。マネックスカードは年会費550円がかかってしまうのですが、1回以上の請求があればクレジットカード利用で無料になります。マネックスカードを持っていると月に5回まで即時出金サービスが無料になるというサービスが付きます。

個人的にはこのマネックス証券楽天証券からの変更先としてはよいかな、と考えています。ただし、取り扱っている投資信託の数は楽天証券SBI証券よりは少ないので、予め自分が積立を行いたい商品があるかどうか確認をしたほうが良いと思います。

 

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◯それ他のクレジットカードでの積立投資について

・セゾンカードとセゾンポケット

6回積み立てることで、6回の累計積立金額5,000円につき、セゾンカードの永久不滅ポイントが1ポイント付与されます。1ポイント約5円ですので、還元率は0.1%程度です。

エポスカードとtsumiki証券

1年間の積立が継続されるごとに、還元率が0.1%から0.5%まで0.1%ずつ増えていきます。

 

いずれも運用初心者向けのサービスなので、すでに楽天証券で積立していました、という方の変更先にはならないかと思います