INPEX(1605)の決算発表。いつまで原油価格の高騰が続くか。
本日はINPEXの決算発表を見ていきます。
INPEXがどういう企業かといえば、資源の少ない日本における化石燃料を採掘、販売をしている企業となります。詳細は、以下記事を御覧ください。
2021年12月期は2020年12月期から61.4%増の1兆2,443億円となりました。この背景として、販売数量の増加が250億円、販売平均単価の上昇が4,116億円、為替影響が330億円としています。つまり販売価格の高騰が背景となりますが、これは国際的な原油価格高騰の結果となります。
2022年度は引き続き原油価格の高さと、生産量増による効果により、さらに増収の見込み。営業利益も増益見込みとなっています。
これら見通しの算出にあたり、以下前提の指数を使用しています。参考に直近の指数も入れています。
これまでの経過を見る限り、原油先物価格も為替レートも前提価格よりは高く推移をしています。これらの高騰状況がいつまで維持されるかにかかってきますが、ウクライナとロシアの混乱により原油高に拍車がかかっています。いずれ上方修正はあるのではないかと思います。