まなびの『び』

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ロジザードの銘柄分析

久しぶりの銘柄分析です。本日はロジザードになります。

 

◯ロジザードの事業内容

ロジザードは、倉庫内での入出荷、棚卸等、倉庫在庫の管理するクラウドシステム「ロジザードPLUS」、「ロジザードZERO」を運営しています。

在庫の動きをバーコードを読み取ることによって、入荷、保管、出荷を管理し、在庫がどこにどの程度あるのか、どの様な品質なのか、どの様な梱包状態なのか、など様々な情報をリアルタイムで把握することが可能になり、また作業効率化に繋がります。

現在巣ごもり需要からECでの販売が盛んとなっていますが、このEC事業者が自ら倉庫管理を行うのはノウハウが足りず、専門業者に委託するという「third-party logistics」(3PL)が着目されています。その必要性は高いものの、3PL事業者は人手不足の問題を抱えており、効率化、省力化のニーズが高いものと想像しています。このロジザードのシステムは、3PL事業者を支援するツールとも言えます。

ロジザードではこの他、店舗での在庫管理向けの「ロジザードZERO-STORE」や、複数の実店舗やECなどの販売チャネルがあるときに、それらの在庫を一言管理できる「ロジザードOCE」などもあります。

これらのサービスを月額利用料として提供していて、ユーザー数が増えることで売上が積み重なっていくストック型のビジネスといえます。

 

◯ロジザードの業績推移

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ロジザードの売上推移ですが右肩上がりとなっています。2021年6月期は前期と比べ、売上は+9.7%増、営業利益は+32.1%増となっています。コロナ禍による海外渡航制限による費用が減ったためではありますが、もともと利益率の高い企業だと思います。

 

◯ロジザードの株価推移

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ロジザードは先日2月14日に第2四半期決算の発表を行っています。決算発表の内容としては売上前年同期比+4.6%増、経常利益+15.3%増という成長を見せる結果でしたが、昨年と比べ伸び率が低めでした。翌営業日である15日の株価は、▲11.6%マイナスと下がってしまっている状況です。過去のPER推移やPBRの推移からみると最低レベルまで下がってきているため、割安の範囲にいるとは思いますが、どうでしょうか。