まなびの『び』

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西松屋チェーン(7545)の決算発表

本日は3月30日発表の西松屋チェーンの決算についてみていきます。

 

西松屋チェーンは、『ベビー・子供の生活関連用品の販売事業』を行っている企業です。比較的安価な子供服やおむつなどの生活用品を取り扱っています。双子の親である私も利用させていただいています。

ここ最近のキーワードの一つに消費者物価の上昇があります。たとえ値段が上がったとしても買わなければならない例えば日用品などで、その低価格帯の商品を取り扱っているところは今年度強いのではないか、という仮定を持っています。(私の妄想ではありますが。)

とはいえ、低価格路線であるために値上げには踏み切ることは難しく、利益率が悪化するということも容易に想像がつき、この銘柄をおそらく購入はしないと思いますがお勉強のために着目していこうかな、と思っています。

 

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さて、2022年2月期は売上高2.3%増、営業利益が1.4%増となりました。これにより28期連続の増収となっているとのことです。

 

新規出店が39店舗、不採算店舗12店舗の閉鎖し、2022年2月末時点で1,036店舗となっている様です。こうした店舗の増加は単純に考えて売上増に直結をしますから、この店舗数の増は強みだと思いますが、今後の見通しにおいても、引き続き積極的に出店を行っていくこととしています。

コロナ禍において出生数が減少しているという話がありつつ、それでも売上が伸びているのはすごいのではないでしょうか。全体のマーケット縮小の中でもシェアが上がっているということだと思います。

 

なお、西松屋チェーンですが今回の決算発表にあわせ、年間配当を24円から25円に1円の増配を発表しています。また発行済株式総数に対して0.73%と規模としてはそれほど大きくはないものの自社株買いを行うことについても発表し、株価に反映しやすい株主還元を行うとしています。

 

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今回の決算発表翌日の3月31日には大きく高騰しました。その後はおそらく利益確定の売りにおされる形となりましたが、この記事を書いている4月5日にはまた大きく上昇し、終値1,603円となっています。この1600円を越えて大きく