まなびの『び』

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日立製作所が週休3日制を導入の記事について。

先日、日本経済新聞の朝刊にて、日立製作所が、週休3日制度の勤務制度とする記事が掲載がありました。サラリーマンとしてこの記事を読んで思ったことが本日の記事です。

 

記事によると、純粋に週休3日とするというよりも、勤務を行う4日を通常よりも長く就業することで、1日を休みとすることができるという様に読めました。つまり約8時間労働を10時間労働と1日2時間増やすことで、勤務を行う4日間で8時間増えるため、1日休みが増えても、トータルで就業時間は維持ができる。ということの様です。実際のところ、どの様な制度かはわかりませんが、サラリーマンの立場からすると、仮に週休3日というところだけを切り出すと、課題も大きいと思いながら読みました。

 

純粋に1日休みが増えるというのは好ましく、特に他の企業では働いている平日で休みが増えることは、遊びに行くにしても混雑が回避できますし、とても好ましいと感じました。

これに対し、古い考え方かもしれませんが、企業内あるいは取引先とのやり取りの中で、周囲の理解、仕事の進め方を整理していかないといけないというのが一点、例えばチーム制を組んで休みを交代で取れるような体制づくりであったりが必要でしょう。

※日本全体で週休3日が一般化してくればそうでもないのでしょうが。

また、何よりも評価者の仕事成果で評価をするスキルと、労働者(被評価者)側の理解と覚悟がいる、と思います。

私が勤めている企業でも過去に評価方法の見直しが入ったことはありますが、リーダー職の方から評価者としても難易度が高く、会社としてフォローを強化してほしいといった要望をしたと聞いたことがありました。また、労働者側としても、評価方法が変わるのであればその違いをしっかりと理解し、どの様に働けばよいのか、どの様な働き方を期待されているのか、働き方へ変革していかないといけません。

私は職場として例えば経営企画部や人事部などといった企業の方向性を決めるコーポレート部門に勤めたことはないですが、企業全体でも従業員に対しての丁寧な説明をしてほしいものだと思います。

 

一方で、働くことが全てではない、プライベートも重視したいという方に取ってみれば、週休3日と言わず、もっと自由に休みを取れる仕組みを整えるほうがよいと思います。例えば時間休の拡張、働きたい時間だけ働くことができる勤務形態。それこそ評価者、被評価者のスキルがいるとは思いますが、週休3日制というよりも特に制限のない自由な働き方という方が、個人的には楽しそうには思います。

 

と色々ととりとめなく書きましたが、私の身で考えてみると、せっかく休みを自由に取得することができるとなったとしても、その休みを十分に活用できるアイディアはそれほどなく、とりあえず今のままの働き方でよいかな、と考えています。