まなびの『び』

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アメリカ、NYダウで大幅下落。

5月18日のダウ工業30種平均は、前日から1164.52ドル(3.6%)の大幅な下げとなりました。この下げ幅は2020年6月以来と2年ぶりの大きさとのことです。

 

この下落の引き金となったのは、アメリカでディスカウントストアを経営する小売大手のターゲット社が発表した2-4月期の決算の様です。

売上高は前年同期比4%と増収したものの、営業利益は43%と大きく減益しました。これは市場予測から大きく下回った数値の様です。利益が大きく減少した理由として、燃料価格高騰、輸送関連コストの増加、利益率の高い商品から食品・日用品といった利益率の低い商品へのニーズの変化といったことで大きく利益が削られたとしています。この決算を受けて、ターゲットの株価は前日比24.9%も下がりました。

前日に同じく小売のウォルマートも悪い決算を発表しており、小売の大手企業が大きく利益を減らしたことで、アメリカ消費者の消費マインドも冷え込んでいる→アメリカ景気の後退という懸念からアメリカ市場全体に下がりました。

 

上図はニューヨークダウの年初来日足チャートですが、大きく陰線をつけてしまいまいた。安値としては5月12日の方が低いのですが、12日は下がった後に切り返していたのですが、この日はほぼ安値で引けてしまっています。

 

NASDAQの年初来日足チャート。こちらも大幅下落しました。こちらも18日は4.7%とやはり大幅に下落。グロース株が多いITハイテク株関連の多いNASDAQ市場は下落率も大きくなりました。

 

これに対して日本市場の19日を見てみます。

日経平均は前日終値から大きく下げて始まりました。始まって後さらに大きく下げたのですが、後場に入ると日銀のETF買い入れもあって切り返し、その後もよく持った、という印象です。

 

アメリカ市場が弱気な中で日本は切り替えした状況です。19日のアメリカ市場が引き続き弱い様ですと、また日本は引きずられる様に思えますが。。。

このブログがアップロードされるときにはアメリカ市場の動きは出ていますが