まなびの『び』

投資運用、業界研究、時事、その他学んだことを

メルカリがプライム市場へ

今年4月東京証券取引所は、それまで東証1部、2部、JASDAQマザーズといった4つの市場から、プライム市場、グロース市場、スタンダード市場へ再編されました。

 

manabinobi.hatenablog.com

早いもので、市場再編からすでに2ヶ月が経過したのですが、今回とうとう市場間を移行する銘柄が生まれました。やはりというべきだと思いますが、移行銘柄第1号はメルカリです。メルカリはこれまでグロース市場に上場していましたが、6月7日からプライム市場へ移行しています。

上場する市場の変更を、東京証券所が変更についての発表をしたのが5月31日。この日のメルカリの株価終値は2,129円でしたが、翌営業日の6月1日には2,279円で始まり、大きく跳ね上がりました。

その後は、上がりすぎた株価を調整という形で戻ったり、また再び上昇するといった荒い値動きになっています。

 

メルカリですがこの上場市場変更の発表と同日に『中長期的な企業価値向上のための投資方針に関する説明資料』を公表しています。この中で、今後の投資計画を説明していますが、日米そして日米以外において、それぞれの成長のポテンシャルがあり、グローバル展開しながら成長をしていくことを見込んでいます。

現在、サプライチェーンの混乱や、インフレの加速による新品の品不足や価格高騰、あるいは環境問題といった切り口においても、メルカリのリユース事業というのは、ますますニーズが高まる可能性があるのではないでしょうか。

 

今後、メルカリに続いて市場変更を行う銘柄はどこでしょうか。今回のように上場市場の変更は株価上昇へのインパクトもあるので、探してみるのも面白いと思います。