まなびの『び』

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節電ポイントについて〜TEPCOのキャンペーン〜

今年の夏や冬は電力が需要逼迫すると言われています。

過去記事に詳しく記載しましたが、改めて簡単に説明をすると、

東日本大震災以来、原子力発電所が停止している。

・今年3月に福島を中心とする地震が発生。複数の火力発電所が停止。

といった事態が発生し、日本の発電能力が低下していることが背景にあります。

 

manabinobi.hatenablog.com

 

そのような中で、特に電力需要の高まる夏、冬について、家庭や企業へ電力の節約を呼びかけています。6月21日に岸田首相が発表したのが、『利用効率化に応じて、幅広く利用できるポイントを付与する制度を作る』という制度。ニュースでは節電ポイントと呼んでいます。

 

東京電力は今年の夏に向けて、節電を呼びかけるキャンペーンを始めています。「夏の節電チャレンジ2022」として、節電量等に応じた節電ポイントをプレゼントすることをすでに始めています。

 

夏の節電チャレンジ 2022|でんきの省エネ術|東京電力エナジーパートナー株式会社

 

キャンペーン申込み期間は2022年6月8日から2022年9月30日で、毎月20日までの申込みで翌月1日からチャレンジがスタートします。

お客さまごとの標準的な使用量から実際の使用量を差し引いた残りの値を節電量として定義します。標準的な使用量から0.01kWh以上削減できた場合に成功となります。標準的な使用量は、お客さまごとの過去の電気の使用状況を活用し、「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン」(資源エネルギー庁・令和2年6月1日最終改定)に基づき算定します。

つまり、過去の使用量から算出した表示値に対して、実際の使用量がいくら節電できたか、を算定し、節電量1kWhあたり5節電ポイントを付与。0.01kWh以上を初めて節電した時点でボーナス100節電ポイントを付与するとなっています。

 

1節電ポイント=1くらしTEPCOポイント、1くらしTEPCOポイントはTポイントやPontaWAONなどと交換でき1ポイント=1円相当となります。

電気料金の推移を見る際のモデルケースでは月に260kWhですから、仮に1割の電気使用量を節電できたとして、26kWhの節電。そうすると130節電ポイント=130円相当ということになります。

 

多いと思うのでしょうか、少ないと思うでしょうか。