まなびの『び』

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日経平均大幅高の一方でコロナ感染者数の急増の懸念

7月20日東京市場は、まさに全面高とも言える展開でした。

 

 

日経平均株価は718円(2.6%)上昇。直近5日間はじりじり上がっていたところ、今日の日経平均は安定して上昇しました。マザーズ指数も11.7ポイント(1.7%)の上昇となりました。

東証プライム市場のうち、値上がり銘柄1,727銘柄、値下がり銘柄88銘柄、変わらず23銘柄と約94%の銘柄が上昇する全面高の展開となりました。当然ながら東証33業種についても全業種で上昇する展開でした。中でも特に、精密機械、電気機器が大きく上昇しました。

 

ニュース等では、アメリカのインフレ懸念が和らいだと言われていますが、19日のアメリカ株式市場もダウ平均が2.4%上昇と大幅に上昇したことから、日本市場もリスクをとる動きになったとされています。ショートの買い戻しがあったという話もあります。

 

今後このまま上がり続けるのか、という面で言えば微妙なところです。来週にはアメリ連邦公開市場委員会FOMC)があり、0.75%の利上げなのか、1%の利上げとなるのか、様子見をしながらの展開となってくるのではないでしょうか。

 

一方このような中で、日本にとって暗い展開になりうる話題がありました。新型コロナウイルス感染者が過去最多の15万2,000人を記録しました。これまでの過去最多の感染者数は16日の11万0660人から大き更新したことになります。先週末が3連休でしたから、病院に行く方が火曜日に集中したことで増えたということもあったのかもしれませんが、それにしても急激に増えています。

 

実体験として通勤している際も、咳をしている人もかなり多い印象です。プロ野球のチーム内での大量感染をしているチームもかなり多い状況です。政府は現時点では行動制限は求めないとしながらも、病床逼迫するような状況であれば行動制限もある可能性に触れています。

そうとはいえ、ここまで急激な増え方を見ると流石に素人では恐ろしくなります。特にこれから夏休みシーズンが始まる中で、行動制限がない夏休みを期待して準備していた観光業界にとっては気が気でないと思います。

経済活動と感染対策を両立させる「ウィズコロナ」に向かう日本。難しい舵取りになっていきそうです。