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決算発表でKeeper技研(6036)がストップ高

カーコーティングのKeeper技研が決算を発表し、翌営業日12日には株価がストップ高となりました。

 

Keeper技研の事業内容

Keeper技研はカーコーティングの施工、コーティング製品の販売を行っています。自動車を運転している方はガソリンスタンドなどで青地に白抜きで『KeePer』と書かれた看板を見たことがあるかもしれません。

KeePer技研が認定した「キーパープロショップ」等のキーパー施工店にカーコーティング用ケミカル製品や機械類の製造販売を行っているキーパー製品等関連事業と、自社で「キーパーLABO」店舗を運営するキーパーLABO運営事業を行っています。

日本の乗用車の車齢は年々伸びてきており、自動車を大切に長く乗る様になっています。特に足元では半導体不足により、新車の納車が遅れていることから、中古車を購入してコーティングする、あるいはもう少し長く乗るためにコーティングするといったニーズもあります。

Keeper技研の業績推移

Keeper技研の2022年6月期は売上高21.7%増収、営業利益が43.2%、最終利益が45%増益となっています。YouTube動画やテレビで取り上げられたことにより、知名度が上昇しています。新たに9店舗の新店開設、既存店の拡大といったより増収増益に寄与しています。

キーパープロショップや、キーパーLABOの店舗は引き続き拡大傾向で2023年6月期も売上高20.1%増収、営業利益26.3%、最終利益23.0%増益としています。

そして同日に中期経営計画が発表されています。2025年6月期にむけて3年間、売上高、利益それぞれ毎年20%程度の増収増益を続ける計画としています。

 

Keeper技研の株価推移

Keeper技研の株価は昨年9月に下降傾向に転じました。それまでにトヨタの販売会社との連携を行うことが発表されたにも関わらず、業績進捗がよくならない、導入が遅れている、と見られた結果の手仕舞い売りから、それまでの株価の上昇局面の終了からずるずると下がってしまいました。

しかし、2022年3月になると反転、6月に昨年10月ごろの水準まで戻ると今回の決算発表を受けてストップ高。上場来高値を更新していきました。