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出生についての調査を見る(第 16 回出生動向基本調査)

さて、前回に引き続き国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp)を見ていきます。前回は結婚についていていきましたが今度は出生、子ども数についての調査です。

出生についての調査を見てみる

現在の少子高齢化の流れをそのままに、夫婦が産む子どものかず(完結出生子ども数)は、減少を続け1.9人となりました。子どもの数が0人、1人の割合が増え、2人の世帯が減っています。

理想の子どもの数についての調査では、2.25人となっていてこれも減少傾向が続いています。特に結婚してから10年未満の夫婦では減少傾向がやや大きく、結婚後4年未満では2.11人、5〜9年では、2.20人となっています。

子どもを持つ理由、持たない理由について

子どもをもつ理由としては、「子どもがいると生活が楽しく心が豊かになるから」との答えが最も高く80%の方が回答しています。この傾向はやや上昇傾向にある様です。一方で、「結婚して子どもを持つことは自然なことだから」という回答は2005年の調査では59.6%もあったのですが、今回の調査では33.8%まで減少しています。また、「子どもは夫婦関係を安定させるから」についても2002年の調査では31.3%あったところ、今回調査では16.9%となりました。

子どもを持たない理由としては、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が最も回答が多いのですが、この割合は2005年の調査の65.9%をピークに今回は52.6%と下がっています。これは行政の子育てに対する金銭的な支援が聞いているところもあるのではないでしょうか。ついで多いのは「高年齢で生むのはいやだから」が40.4%。こちらは調査回によってムラがありますが、ゆるやかに上昇傾向です。そして「ほしいけれどもできないから」が23.9%でこちらも上昇傾向にあります。気になるのは、「これ以上育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから」が23.0%で、こちらが前回調査から大きく上昇しています。

読んでみた感想

さて、結婚から一連して子どもについて見てきました。これを受けて少子高齢化にどのように立ち向かうべきなのでしょうか。先に記載しましたが、子どもを作らない理由としての「お金」の面については過去から改善されつつあります。過去記事にて待機児童問題も緩和されている傾向にあり、行政の支援は届きつつあります。それにも関わらず、理想の子どもの数は減少傾向です。

少子高齢化が進んでいる理由は色々ありそうでしたが、一つは晩婚化。結婚が遅くなると、理想の子どもの数も減りました。また子どもが欲しくてもできない、身体的な理由もありそうです。

しかし、今回調査を読んで一番思ったことは、結婚感、家族観の変化が最大の理由ではないかと思いました。これについてはかなり根深い様な気がします。結婚感や家族間については矯正することはできません。少子高齢化という言葉は国にとっては大きな問題ですが、個人としてみれば、結婚、そして子どもを持つことが最も幸せかといえばそうとは言えません。

そういう意味で言えば、結婚して子どもを持っている例えば、私が幸せな家族生活を送ることも立派な