まなびの『び』

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日本株式市場の大幅下落とマクドナルドが値上げを発表

前回記事の通りで9月26日は株式市場が大幅下落をする見込みと記載しましたが、結果日経平均株価は前営業日から722円下げ、2.66%の下落となりました。東証プライム市場では92%の銘柄が値下がりをした全面安の展開となりました。

さて、一方で本日取り上げるのは、マクドナルドが値上げを発表した件についてです。過去このブログでもハンバーガーの値上げを取り上げましたが、そこからさらなる値上げとなります。日本マクドナルドは今回の値上げを『今の原材料価格の高騰や、人件費、物流費、エネルギーコストなどの上昇、および急激な為替変動の影響』と説明しています。

 

今年3月にハンバーガーが税込み110円から130円の値上げされましたが、今回の値上げで9月30日から150円となります。今年2回の値上げで36%の値上げとなります。値上げを行うのはハンバーガーだけでなく、約6割の品目で、ビッグマックは410円となります。

イギリスの経済紙エコノミストが発表しているビッグマック指数を見てみると、2022年7月発表のものではアメリカからみて▲45.1%となります。ベトナムは▲42.8%となり、日本よりも高いのですが、今回の値上げでベトナムを抜いたことになります。(当時の為替レートのままであれば。かつ、ベトナムでも値上げがなければ)

 

日本マクドナルドが上場している東証スタンダード市場において上昇銘柄が235銘柄、下落銘柄が1074銘柄でした。その中で日本マクドナルドの株価は5円プラスとなりました。ここ最近の値上げのニュースは市場としてはプラスにとらえられることが多いです。

 

確かに日本は円安により企業業績が上昇している側面もあるのですが、これが目に見えてプラスに働くように、賃金上昇に効果が出てくればよいのですが。。。