まなびの『び』

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異次元の少子化対策とは?3つの方向性に期待をしたいこと。

岸田首相が1月4日の年頭の記者会見の中で、「異次元の少子化対策」を行う旨を表明しました。報道では、なにかと悪く捉えがちですが、今後どの様なことをするのか、ポジティブ目に見ていきたいと思います。

そもそも今年4月にはこども家庭庁が発足をします。過去よりこどもに関する縦割り行政となって課題となっていました。例えば幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省などです。こども家庭庁はその様な縦割り行政から、一貫したこどもおよび子育て世代を支援する機関として立ち上がることとなりました。

スタートということにですから、岸田内閣として力を入れて取り組んでいくのではないかと想像します。

 

では何をするか、冒頭の記者会見(令和5年1月4日 岸田内閣総理大臣年頭記者会見 | 総理の演説・記者会見など | 首相官邸ホームページ)では、

児童手当を中心に経済的支援を強化する

学童保育や病児保育を含め、幼児教育や保育サービスの量・質両面からの強化を進めるとともに、伴走型支援、産後ケア、一時預かりなど、全ての子育て家庭を対象としたサービスの拡充を進めます。

働き方改革の推進とそれを支える制度の充実

の3つの基本的な方向性をもとにこども政策の強化を指示することを示しています。

 

私の家庭はまさに夫婦共働き3歳時の双子を抱える子育て世帯ですが、日頃困っていることで言えば、こどもが病気になったときの面でしょうか。

娘たちが通う保育園では新型コロナウイルス対応もあり、発熱があった場合には解熱の翌日まで預かることはできません。これは新型コロナウイルスに限らず、こども間で感染する感染症の場合は一定やむを得ない事情だと思います。

ただ、発熱中は仕方ないとしても、病院から感染症が否定され平熱となって元気いっぱいとなった1日様子見で家で待機させる必要があります。大人しく一人で寝ていられる、あるいは遊んでいられるほどの年齢でもなく、私はリモート勤務ができる職場にいますが、こどもの面倒を見ながらリモート勤務をすることは非常に困難だと感じています。この様なときに親世代が近くにいればありがたいのですが、そうとも限りません。

こんなときにリモート勤務をしている間、こどもと一緒に遊んでくれる、そんな環境があると、とても助かるかと思います。

その他働いていると、こどもの迎えに間に合わない、急に出張しなければならない、など子育て+労働の悩みを抱える家庭は少なくないかと思います。このあたりを支援する動きが出てくれればよい、と感じています。

以前、こども家庭庁へ期待する銘柄を見てみましたが、改めて探ってみようかと思いました。