まなびの『び』

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カーボンニュートラルについて〜電力部門〜

「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」にて、「電力部門の脱炭素化は、大前提である。」としっかりと書いてあるのが興味深いです。

CO2の部門別排出割合では、37%が電力由来としていて、ここにメスを入れない限り、カーボンニュートラルは達成できないということです。

経済産業省資源エネルギー庁のエネルギー白書2021(https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/#new)によると、

2019年における日本国内のエネルギー供給源は、

石油37.1% 石炭25.3% 天然ガス22.4% と化石燃料で約85%も占め、

原子力2.8% 水力3.5% 水力除いた再生可能エネルギーが8.8%となっています。 

85%の化石燃料を削減する必要があるということですが、一方で、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の資料に戻ると、「全ての電力需要を100%単一種類の電源で賄うことは一般的に困難」としており、火力も含めエネルギーのあり方を示しています。

火力はCO2を減らす技術の確立を進めながら適地開発、コスト低減を目指し、利用していく方針で、水素発電、燃料アンモニア産業、カーボンリサイクル産業を創出していくとしています。

また、再生可能エネルギーを最大限導入するために、洋上風力産業、蓄電池産業、次世代型太陽光産業、地熱産業を成長産業として育成していくとしています。

 

再生可能エネルギーへの投資は今後積極的に行われていくことになりそうですので、これらの担い手についても調べてみます。