任天堂が減益予想を発表。待たれる次世代ハード。
任天堂が2023年3月期の決算を発表しました。
決算短信から切り出したのが上図ですが、
売上高が▲5.5%の減収
営業利益が▲14.9%
経常利益が▲10.4%
最終利益が▲9.4%
の減益となっています。
任天堂の主力コンテンツのゲーム機ニンテンドースイッチは、2023年3月期は半導体の供給の混乱によって販売数が減少しました。2022年3月期が2,306万台でしたが、2023年3月期は1,797万台と、22.1%ほど減少しました。そして、このハードの売上減がニンテンドースイッチのソフトも販売台数を減少させるといったことに繋がっているとしています。
今回の決算発表では、2024年3月の決算見通しも発表しましたが、こちらも減収減益としています。
売上高が▲9.5%の減収。
営業利益が▲10.8%、
経常利益が▲20.1%、
最終利益が▲21.4%
のそれぞれ減益見通しとしています。2023年3月期よりもさらに苦しい予想です。
発表によると、ニンテンドースイッチの販売台数はさらに1,500万台まで減少する見通しとしています。ニンテンドースイッチは発売から7年目となり、ゲームハードとしては既に寿命が近づいてきているとされていて、これがハードの販売台数の減少に繋がっているとされています。
日本経済新聞の記事(任天堂の純利益9%減、ニンテンドースイッチ減速で 23年3月期 - 日本経済新聞)によると、ピークを超えたハードの販売台数の減少スピードは急で、スイッチも同じく今後の販売台数は急減するのではと予想されています。今後の任天堂が再浮上するには、新ハードのリリースが待たれます。しかしながら、今回の発表でニンテンドースイッチの後継機について名言はありませんでした。今後この新ハードの情報次第でまた動きがありそうな銘柄です。