業界研究
日本を代表する企業のトヨタ自動車ですが、社長を後退する人事を発表しました。4月1日に現代表取締役社長の豊田章男氏が代表取締役会長に、そして現在執行役員の佐藤恒治氏が新たに代表取締役社長となります。 豊田章男氏といえばトヨタグループの創業者であ…
今回は妄想が多い記事です。現在物価が上昇していますが、物価が上昇しているからこそ需要が増す、その業界、企業を頭の体操で考えていきたいと思います。 『家計の見直し』と検索をかけてみると、FPが書いたページが多くヒットします。その中で多く取り上げ…
「Non-Fungibe Token」略してNFT、日本語では「非代替性トークン」と言いますが、これはブロックチェーン技術を使ってデジタルデータに証明書をつける技術です。デジタルデータはこれまでの技術下では複製を行うことが比較的容易ですが、ブロックチェーンの…
カインズに関連して、ベイシアグループについても調べてみました。傘下にカインズをもつベイシアグループは、グループ総売上1兆円を超える企業グループです。株式会社いせやとして群馬県伊勢崎市にて誕生し、それぞれの事業が分社化し、細分化されながら、現…
2023年にこども家庭庁の発足が検討されています。 日本にとっての最大で、かつ様々な問題の背景の一つとなっている少子化の問題。また、こどもの貧困等の問題など対応を行う予定となります。 ◯出生数の推移 内閣府の少子化社会対策白書第1部少子化対策の現状…
私は楽天のサービスをよく使用していますし、TポイントやPontaなど共通ポイントの中では楽天ポイントをメインでためています。キャンペーン等をうまく利用して、ポイント◯倍ととても楽しくネットショッピングをしています。 しかし、企業という面から楽天グ…
これまででSBIホールディングス、新生銀行それぞれの企業の特徴を見てきましたので、それでは今回の新生銀行へのTOBでSBIホールディングスはどのような将来像を描いているのか、見ていこうと思います。 9月9日の新生銀行へのTOB開始の際のSBIの公表資料によ…
日産より、2028年度に全固体電池の電気自動車EVを量産化させる発表があったと報道がありました。日産は「リーフ」などEVの分野に以前から力を入れていました。 なお、以前EVについてまとめていますので、その際に課題等触れています。 manabinobi.hatenablog…
今回は飲食産業3社の上半期発表をまとめてみました。 前年比と記載しましたが、前年の同月比となります。 ゼンショーホールディングスはすき家やなか卯といった牛丼チェーン、ココスやビックボーイといったファミレス産業その他はま寿司などの誰もが知って…
11月は多くの企業で、6月から9月までの四半期決算が発表される時期です。3月決算の企業が多く、この時期の決算は4月から9月までがちょうど前半(上半期)の結果発表ということにもなり、1年の見込みがどうなるのか、大事な時期となります。今回は自動車メー…
電気自動車もプラグインハイブリッド自動車も車両本体価格がネックである記事を書きましたが、その車両本体価格のうち、リチウムイオン電池が構成比が高くなっているます。 そもそもリチウムイオン電池は、電池の中をリチウムイオンが移動して電気が流れる電…
前回記事では電気自動車について書きました。 manabinobi.hatenablog.com 今回は電気自動車とハイブリッド車との両方の特徴を持ったプラグインハイブリッド車です。電気自動車のデメリットを一部解消してくれるものです。 電気自動車よりもEVの能力だけで走…
カーボンニュートラルの自動車の分野でも触れた電気自動車ですが、現状の電気自動車の航続距離の課題についてみていきます。 過去のカーボンニュートラルの記事はこちら。 manabinobi.hatenablog.com そもそも電気自動車の乗用車の販売台数は、一般社団法人…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の最後の分野「ライフスタイル関連産業」。 解読が非常に難しかったため、あっているかわかりませんが、事例として、「柏の葉スマートシティ」の取り組み。柏の葉国際キャンパスタウンとして、公…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の13番目「資源循環関連産業」。 3R(リデュース・リユース・リサイクル)という言葉がありましたが、それがこの分野です。 これらは循環型社会形成推進基本法、循環型社会形成推進基本計画、廃…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の12番目「カーボンリサイクル住宅建築物産業/次世代太陽光産業」。 ①AI・IoTやEV等を活用したエネルギーマネジメント エネルギーマネジメントとは、電気やガス等、エネルギーの使用状況を把握…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の11番目「カーボンリサイクル産業」。二酸化炭素の排出を削減するではなく、二酸化炭素を資源として活用することで減らしていくという分野ですので、非常に重要なテーマとなります。①CO2吸収型…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の10番目「航空機産業」。日本は2020年に三菱重工のスペースジェットの計画が凍結され、残念ながら航空機自体の開発はブレーキがかかっていますが、航空機部品をメーカーに供給する立場で開発を…
大河ドラマ「青天を衝け」では、今渋沢栄一が銀行の仕組みを作っています。 明治になって日本は殖産興業発展のため、近代的な金融の仕組みとしてアメリカのナショナルバンクの制度を取り入れて国立銀行を設立します。当時大蔵省に勤めていた渋沢栄一は設立の…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の9つめ「食料・農林水産業」。この分野については縁遠く、初めて聞く用語もいくつか出てきました。しかしながら、この分野は人間にとって根幹となる産業で食料の安定供給は日本の戦略的にも重要…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の8つめ「物流・人流・土木インフラ産業」。 ①カーボンニュートラルポートの形成 現在もエネルギーは海運によって日本に運ばれ、港湾から運び込まれます。このため、運搬コスト等から、火力発電…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の7つめ「船舶産業」。海上輸送は産業にとって必須で、エネルギーの転換が必要です。 LNG(液化天然ガス)、水素、アンモニアをエネルギーとする技術の開発が必要です。 近距離用の小型船舶につ…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の6つめ「半導体・情報通信産業」。 今後カーボンニュートラルが取り組まれる未来は、今よりも更にデジタル化が進んだ世界になります。このため、デジタル化を進めていくかにあたり、カーボンニ…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の5つめ「自動車・蓄電池産業」。自動車産業は日本を代表する主要産業です。EUでは、2035年にガソリン車の発売禁止されることが発表されており、急速にこの分野の脱炭素化が進んでいます。 「205…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の4つめ「原子力産業」。 原子力発電の是非はこのブログの主題ではありませんが、現在の技術力では風力発電や太陽光発電等の自然エネルギーの発電方式ではお天気次第で電気の出力は不安定になる…
カーボンニュートラルはまだ続きますが、気分を変えて最近の化石燃料価格の上昇について考察していきます。 ここ最近、原油価格の高騰のニュースをよく耳にします。 WTI原油先物という原油価格を表す指標の代表格がありますが、8月20日の62ドル台を底にして…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の3つめは「水素産業」。 水素エネルギーで走る自動車が最近見られるようになってきましたが、「水素」を「発電・産業・運輸など幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジー」と位…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の2つめ「燃料アンモニア」。 火力発電では、石炭、石油、天然ガスを燃焼させて発電をしておりますが、これでは二酸化炭素が出てしまう。一方でアンモニアを燃焼させても二酸化炭素は出ないため…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の1つめ「洋上風力産業」。これを2030年には10GW、2050年には30~45GWにする目標としています。 そもそも洋上風力とは、その名の通り洋上に設置する風力発電のことで、日本の排他的経済水域は世…
「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」にて、「電力部門の脱炭素化は、大前提である。」としっかりと書いてあるのが興味深いです。 CO2の部門別排出割合では、37%が電力由来としていて、ここにメスを入れない限り、カーボンニュートラルは…