まなびの『び』

投資運用、業界研究、時事、その他学んだことを

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

GAFAMのうちAPPLEが一人勝ち

10月28日のアメリカ市場は大きくプラスとなりました。連騰を続けるダウ平均株価は前日から2.6%の上昇、 前日は弱かったナスダック総合指数も2.9%の上昇となりました。 現在はちょうど7-9月期の決算発表が行われている時期で、株価は発表された業績や見通しに…

岸田首相の総合経済対策について

岸田内閣が総合経済対策を発表しました。色々と意見あるとは思いますが、財政出動の投資先は、日本の景気の下支えをする働きにもなりますので見ていきたいと思います。 ○物価高対策について 家計の電気料金について2023年1月から約2割を国が負担。ガス料金も…

アメリカのGDP7〜9月のGDPのプラス成長について

今回は10月27日に発表されたアメリカのGDPの話題です。 www.bloomberg.co.jp 7~9月の実質GDPは前期比2.6%増となり、市場予想の2.4%よりもさらに上回ったとのことです。プラス成長は3四半期ぶりで、ちなみに今年に入ってから前期比を見てみると 第1四半期(1~…

ナスダックが下落〜GoogleとMicrosoftが大幅安〜

10月26日にアメリカのナスダック総合指数が2.04%とそこそこ大きく下落しました。グーグルの親会社のアルファベットやマイクロソフトなどIT大手の決算発表が行われ、これが市場予想を下回ったことで押し下げられました。 ナスダックは10月13日に反発してその…

高騰する光熱費への支援策について考察

資源価格の高騰を受け、電気料金やガス料金が高騰をし、家計を苦しめている要因となっています。これに対して岸田政権は電気料金の引き下げ策について検討しています。これについて考察してみます。 www.nikkei.com まだ案段階ではありますが、電力小売業者…

為替介入以降の為替相場について

先日記事にとりあげたましたが、日本政府、そして日本銀行は10月21日にドル売り介入が行われ、そして10月24日早朝に3度目の為替介入が行われたとされています。 されていますとしているのは、為替介入について実施を公表していないということになります。 た…

本日は中国の話題。中国共産党大会により習近平国家主席の3期目が決定されました。新しく発足した共産党の指導部は習氏に近いメンバーで構成されています。 中国共産党大会の閉幕式の途中で胡錦濤氏が退席したことについて、中国メディアは体調不良が原因と…

日本のCPIは3.0%上昇

10月21日に日本の消費者物価指数(CPI)が発表されました。総合指数、生鮮食品を除く総合指数(コア指数)はともに前年同月比3.0%の上昇、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコア指数)は前年同月比1.8%の上昇となりました。 総合指数は前月も前年…

為替相場が激しい動き!2回目の円買い介入

10月21日深夜の時間帯に為替市場が大きく円高方向に触れました。日銀・政府の円買い介入の実施です。 ドル円の推移 まずは、この日21日と翌日の22日の為替の動きを見ていきます。 21日の9時前付近で1ドル152円直前まで下がりました。32年ぶりの安値更新とな…

為替1ドル150円を突破

10月20日に1ドル150円という節目を超えていきました。この円安、どこまで続くのでしょうか。。。 上図は日本円が1ドル=360円であった固定相場制が終了し、変動相場制に移行した1973年からの為替推移です。20日に記録した1ドル150円は、1990年8月の水準です。…

イギリスの消費者物価指数が再び10%台ヘ

トラス政権になり、混乱をしているイギリス。消費者物価指数(CPI)が混乱に拍車をかけそう。9月のCPIは前年同月比10.1%増と発表されました。これは7月のCPIと同水準となりました。 内訳としては食品価格の高騰が顕著で、14.5%増と拡大をしています。 今回取り…

日銀黒田総裁の発言と、連合の賃上げ目標

今日は物価関連のニュースを2本。日銀総裁の国会での発言と、連合の方針についてです。 現在国会では衆議院予算委員会が行われていますが、そこで日本銀行黒田総裁が物価について発言をしています。 www.bloomberg.co.jp 足元日本で発生している物価上昇につ…

出前館の決算発表

今回も決算発表。コロナ禍でブームともなった宅食の出前館を見ていきます。 出前館の事業内容 出前館といえばフードデリバリーのプラットフォーム「出前館」を運営しています。ユーザーはスマホやPCなどで注文することで、飲食店にオーダーが届き、調理され…

ファーストリテイリングの決算発表

本日も決算を見ていきますが、今回はファーストリテイリングです。日経平均の寄与度が大きい銘柄ですので、日本経済に影響が大きい銘柄ですね。 ファーストリテイリングの事業内容 ファーストリテイリングは、衣料小売「ユニクロ」を世界的に展開しています…

良品計画(7453)の決算発表

久しぶりに決算分析です。8月決算、9月決算の企業の決算発表が出てきていますが、今回は良品計画です。 良品計画の事業内容 良品計画は「無印良品」、「MUJI」の商品を展開している企業です。商品の企画開発と販売、飲食店、キャンプ場、住宅も手掛けていま…

アメリカ9月CPI発表と日本株式市場の大幅な上昇

アメリカの9月の消費者物価指数が発表されました。前年同月比8.2%となり、8%台が継続されています。 今回の数値は市場予測の8.1%よりも高い数値となりました。CPIが予想よりも高いということはインフレが根強いということであり、FRBにとって最優先事項であ…

2023年の世界の経済成長は。。。IMFが見通しを下方修正

国債通貨基金(IMF)が10月11日に世界経済の見通しを公表したニュースについて見ていきます。 IMF、23年世界成長率予想を下方修正-最悪期はこれから - Bloomberg 2023年の世界経済の成長率は2.7%と予想しています。7月に公表した2.9%から下方修正をし…

日産自動車について2つのニュース

今日取り上げるのは日産自動車。ルノーの出資比率引き下げ要請とロシア撤退のニュースについて取り上げます。 ルノーへ出資比率の引き下げを申請 フランスの自動車メーカーであるルノーは日産自動車の株式を43%保有しています。日産自動車は1990年代後半に巨…

日本電産株の急落。インサイダーの疑い報道について否定

10月11日の日本株は、連休前からのアメリカ市場の下落もあり、日経平均では前営業比から714円(▲2.6%)の下落と大幅に続落しました。日経平均寄与度の大きい銘柄の下落が目立ったのですが、その中でも大きく下落した銘柄が日本電産です。その下落した原因の…

物価が上昇して需要が高まる業界を考える

今回は妄想が多い記事です。現在物価が上昇していますが、物価が上昇しているからこそ需要が増す、その業界、企業を頭の体操で考えていきたいと思います。 『家計の見直し』と検索をかけてみると、FPが書いたページが多くヒットします。その中で多く取り上げ…

サハリン1も新会社へ移管

ロシアのサハリン州(樺太と千島列島)での油田開発プロジェクトであるサハリンプロジェクト。この鉱区を8つにわけたうちの第1地区でのプロジェクトがサハリン1です。このサハリン1を運営する新会社を立ち上げ、その企業に現在の事業を継承するという大統領…

アメリカ雇用統計の発表

10月7日のダウ平均株価は前営業日から630ドル、約2.1%とやや大きめに下落をしました。9月30日を底としてやや持ち直し3万ドルを奪還していたのですが、再び3万ドルを割れる不安な動きをしています。 下落した要因としてされているのが、アメリカの雇用統計の…

段階的ウエイト低減?TOPIX、マザーズでの算出方法の変更について

日本の株価を表す指数の代表例であるTOPIX、そして新興銘柄の東証マザーズ指数についての話題です。これらは東証4月に行われた東証市場の再編により、その趣旨が変わってしまったものになります。 例えばマザーズ指数は、当時のあったマザーズ市場に上場され…

みずほフィナンシャルグループが楽天証券へ出資について

私も利用している楽天証券ですが、みずほフィナンシャルグループが出資をすることが報道されました。みずほ証券を抱えるみずほの戦略は何でしょうか。 楽天証券とみずほ証券について 楽天証券が2022年6月20日に発表したニュースリリース(https://corp.rakut…

OPECプラスが大規模な原油減産を検討→決定

OPECプラスが大規模な減産の検討を始めているという話題について見ていきましょう。 www.bloomberg.co.jp OPECプラスは、石油の産出国の枠組みですが、石油の供給量を調整し石油産出国の利益を守ることを目的とした組織となります。10月の会合で大規模な減産…

TポイントとVポイントが統合か?

Tポイントといえば日本の共通ポイント制度の先駆け的存在ですが、最近は劣勢な状況が続いていました。そんなTポイントが三井住友カードのVポイントと統合するかもしれないというニュースについて取り上げます。 Tポイントですが、2003年10月に始まりました。…

気になったニュース〜ドル円145円台/トラス政権減税政策の撤回〜

これまでこのブログで取り上げたニュースでいくつか続報があったので取り上げます。 円が下落し、再び145円台へ まずはドル円の為替の動きについて。10月3日は円安が進行し、145円台になった件について。この145円台というのが先日円買い介入を行った9月22日…

2022年9月の相場振り返り

2022年9月の相場の振り返りです。eMAXIS Slimシリーズの基準価格の推移を参考にみていきます。図は前月末の各投資信託の基準価格を1として、その推移をグラフ化したものです。参考にドル円の推移も掲載しています。 8月後半に株式市場が大きく下落しましたが…

半導体需要が鈍化の兆し

2021年度は大きく盛り上がった半導体ですが、需要鈍化に向かっているという話題です。Bloombergの以下記事となります。 www.bloomberg.co.jp 韓国の8月の半導体生産が2018年1月以来、前年割れとなっている様です。あわせて半導体在庫も67.3%増加。これにより…

厚生年金の範囲が拡大。106万円の壁と130万円の壁

本日から10月です。2022年(4月〜3月)で見れば下半期が始まったということになり、節目となります。その中で変わるものとして今回取り上げるのは厚生年金です。 日本の年金制度は2階建てとなっており、1階部分が20歳以上60歳未満の国民が加入する国民年金で…