まなびの『び』

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日経平均株価とは?

日経平均株価とは、東証1部上場の株式銘柄のうち、流動性が大きく、業種のバランスを考えた225銘柄を元に算出される株価指標です。日経225や日経平均とも呼ばれ、TOPIXと並んでメジャーな株価指標です。

日経平均株価算出方法の基本的な考え方としては株価の単純平均です。ただし、もともとあった株式の額面という考え方により、企業の株価はバラバラであったため、額面の考え方が続いていたらという仮定で、みなし額面で揃えるといった計算方式でした。2021年からは、株価に株価換算係数という係数をかけて平均値を算出するように変更になっています。

このような過去経緯もあり日経平均株価は値がさ株と呼ばれる高額な銘柄など、一部銘柄の影響を受けやすい特徴があります。構成割合が大きい10銘柄を見てみると、次の通りです。

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見てわかる通り、ファーストリテーリング(9983)や東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)といった銘柄の構成比が大きいです。上位10社を合計すると、約39.5%と、これら銘柄が与える日経平均への影響がいかに大きいかがわかるかと思います。

直接その銘柄を持っていなくても、これら構成比の大きな銘柄の情報には注意があります。