まなびの『び』

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カーボンニュートラルについて〜14分野のまとめ〜

これまで「2050円カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に記載されている14分野について見てきました。14分野でおおよそ共通していえたことは、まだまだ技術開発&コスト面等、様々な課題解決が必要だということがとても良くわかりました。

 

例えば自動車業界でいうと、もしいま車を買うとして、水素自動車を買うか、と想像をしたときにまだまだそれらを選ぶのは難しいな、と感じました。なぜなら、水素ステーションをあまりみかけないからです。

電気自動車なら、最近は徐々に商業施設に駐車場で充電できる様になってきていますから、どちらかといえば電気自動車は購入考えるかもしれません。※とはいえ、一般車が止まっていたりで使えるかどうかは不明。自宅充電ができる様になればもっとよいかもですが、我が家は駐車場を借りている状況なので現時点ではNG。やはりもっとインフラ強化は必要だと思います。

では、これらインフラが整備されたら、とはいえ、街中にそれほど水素自動車が走っていない中で水素ステーションをどんどん設置するか、といえばこれも企業からすると投資の費用対効果は薄いかと思います。

 

自然エネルギーの発電もまだまだコスト高。安定して一定の出力を保つことも難しいので、揚力発電所であったり電池であったり、エネルギーの調整弁も必要かと思います。ただ水上風力を設置すれば脱炭素ができる!とはならず、同時に色々な分野の推進を進めていく必要があるのが難しいところですね。

 

また、消費者側である我々も少し高くても省エネルギーな商品を買うという思考になっていかないと、これらカーボンニュートラル産業は成長分野ではなく、税金を投入しても買われない、経済成長の足を引っ張る分野になってしまうのではないかとも思います。消費者側もある程度の覚悟が必要だという動機づけが一番難しい気がしています。

 

10月31日には衆議院議員選挙が行われますが、各党が成長投資先として脱炭素にかかる分野を取り上げているので、いずれにせよ、脱炭素については今後もドライブがかかるものと思われます。またこれまで記事を書いている間にも、いくつものこれらテーマにかかるニュースが配信されていて、書いたタイミングがちがえば、このニュースも取り上げていたな、と思うこともいくつかありました。またこれらについては、情報アップデートをしていきたいと思います。

また、これまで記載してきましたが、もっと深堀ってみたいテーマや企業がいくつかあります。今後、これらについても横展開していきます。