まなびの『び』

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カーボンニュートラルについて〜水素産業〜

「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」14分野の3つめは「水素産業」。

 

水素エネルギーで走る自動車が最近見られるようになってきましたが、「水素」を「発電・産業・運輸など幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジー」と位置付けています。幅広く活用を促して、コストの低廉化につなげて、化石燃料に対抗できるようにする必要があります。

現状では、まだタービンによる大規模な水素発電は実証実験が完了していないとのことですが、それでも日本企業がタービン内での水素の制御技術が先行していることから、世界での優位な立ち位置にいます。

また、商用トラックではEVでは長距離輸送には向いておらず、このために水素燃料トラックが期待されています。トラックの開発とあわせて、水素ステーションの展開が重要になってきます。

さらに「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略 」で取り上げているのは、鉄鋼業。鉄鋼業における還元剤として石炭(コークス)を使用しているので、これを水素に置き換え、ゼロカーボンスチールを実現していくとしています。

 

ここからは、水素産業に関連する日本企業をみていきます。

 

三菱重工

水素タービンの開発。

 

ENEOS

ENEOSは水素製造、水素ステーションサプライチェーンを構築。

 

岩谷産業

圧縮水素、液化水素の国内販売シェア7割を占める。

 

トヨタ日野自動車

水素燃料電池トラックを共同開発。