エンビプロ・ホールディングス(5698)の銘柄分析
リチウムイオン電池関連で気になった企業を詳しく見てきます。第二段。
エンビプロ・ホールディングスは、資源を回収、再利用する事業を軸にした資源リサイクル会社です。
セグメント情報を見るとおおよそ次の3つです。
〇資源循環事業
鉄、非鉄金属、古紙、プラスチック、ゴムなど廃棄物から回収し、再利用化する事業。
〇グローバルトレーディング事業
日本で回収した資源を国内外に流通させる事業。バイオマス燃料や中古自動車なども。売上高の2/3を占めてます。
〇リチウムイオン電池リサイクル事業
リチウムイオン電池はこれまでに記載してきた通り、コバルトやニッケルなどのレアメタルが含まれているため、そのリサイクルを進めています。
その他として、
障がい福祉サービス、環境経営コンサルティングサービスがあります。
2021年06月期は資源高の影響もあり、売上が前期から約20%増、営業利益も約170%増と高成長しています。
2021年期は主に鉄スクラップの価格が高値となったのが、利益にプラスに働いた様です。資源循環事業の4割、グローバルトレーディング事業の7割弱が鉄資源の売上になってます。最近の決算発表でも鉄工業の決算は好調でしたので、この高価格が引き続き続くのであれば今期も堅調にすすむかもしれませんが、どうなんでしょうか。
今回、この銘柄を見つけるきっかけになったリチウムイオン電池リサイクル事業では、赤字の状況。2021年度第4四半期から黒字化。今期第1四半期の資料を見ても順調に成長している様子です。