まなびの『び』

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新型コロナウイルス感染者急増と、ワクチンに関して考察

個人的に気になったので調べてみたことを垂れ流しします。いつもと少し毛色が違うので番外編的に書きます。

 

1月19日の東京都の感染者数は7,377人。前の週の同じ曜日の1月12日では2,198人でしたから、約3.36倍となりました。急激な感染者数に驚いていますが、単純に計算するとこのままの推移が続けば来週には1日の感染者数は25,000人近くまで増えることになってしまいます。現状、電車も混んでいますし、街も人が多い印象ですが、21日からの蔓延防止措置で変わるのでしょうか。

 

オミクロン株の市中感染と思われる事象が判明して以来、日本での感染者数は急増しています。

前の週の同じ曜日と比較して◯倍といったニュースはこれまでも出ていましたが、これまでは「前の週の同じ曜日」といっても、その日は年末年始の時期で病院も休みのところが多く、検査ができなかったり、多少無理して受診しなかったりといった動きがあったと想像しています。

今週火曜日の18日もその前の週は11日で成人の日の翌日ですから、この日の感染者数は成人の日の検査数が反映されて低く抑えられているものと思っています。実際に11日の東京都の感染者数は962人、翌日12日の感染者数は2,198人と一気に膨れ上がっています。

 

つまり19日の感染者数がその前の週の12日の感染者数と比べてどれくらい増えるか、これが気になっていました。オミクロン株の流行が始まって以来、ようやく前の週と単純に比較ができ、オミクロン株の感染力の強さに驚かされました。

 

さて最近のニュースでは感染者数に対して、2回目接種済みの感染者数という数字も発表されていました。これからワクチンの効果を検証して見ました。それが次の図です。

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単純にワクチンの接種率からそれぞれの母数をだして、それぞれの感染者数から10万人当たり感染者数を算出しています。これを見ると、2回接種済みは31.37人に対してそれ以外では125.82人とおよそ1/4に抑えられています。個人的感想としては思ったよりも効果が大きいなと思っています。

もともと、ワクチンは重症化抑止効果が大きいと聞いていて、感染予防効果は副次的なものと考えていました。ブレイクスルー感染が…とニュースになってても、ピンと来ませんでした。

 

と、いろいろ思いつくままに書いてきましたが、大事なのは感染者数ではなく重症者を減らし、死者を減らすということなのは言うまでもありません。

幸いなことにオミクロン株は重症化率は低いと言われていますから、感染者数に過度に驚く必要はないと思います。

ただ冷静に見て、「感染者数増えてきてるから、いつもより手洗いうがいしっかりしなきゃな、消毒しなきゃな。」と思う程度でいいんじゃないかと。企業にとっても、社員に感染者が増えて仕事が回らなくならない様に、社内感染を防ごう、という目線でいいと個人的には思っています。