まなびの『び』

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沖縄セルラー電話(9436)の決算分析

沖縄における携帯電話サービスの企業。高配当銘柄としても人気が高い銘柄です。

 

沖縄セルラーの事業内容

沖縄セルラーは電気通信事業の単一セグメントとなっています。

2022年3月期第2四半期報告書によると、沖縄セルラーの発行済株式のうち52.40%をKDDI株式会社が保有しています。もともと、現在KDDI社(当時第二電電株式会社)の出資により沖縄セルラーが設立をしていることが背景となります。

沖縄セルラーKDDI社より携帯電話端末の調達、通信設備を購入、通信保守業務の受託を受け、お客さまへの携帯電話サービス、端末販売、インターネットサービス等を提供している事業を行っています。

 

沖縄セルラーの業績推移

沖縄セルラーは2022年3月期より会計基準を変更しているため単純比較はできませんが、2021年3月期に比べて売上高は▲1.0%の減収するも、営業利益は5.3%、最終利益は1.3%の増益となっております。

2022年3月期を旧基準で算出した場合、売上高も前期比5.5%増となっています。

モバイルサービスの総契約数は1.6%増えているものの、端末販売台数は▲6.3%減少しています。ARPU(Average Revenue Per Unit)1契約あたりの月間平均収入は120円(2.4%)減少しています。

auひかり ちゅら、ひかりゆいまーるのFTTH回線は累計改選数が5,200件増加、しています。auでんきは契約件数が26,100件増え、8万件を超えています。

 

2023年3月期はauでんきの契約件数増加による増収を見込んでいるとしています。

 

冒頭触れた通り、沖縄セルラーは配当が魅力の銘柄です。

決算説明資料によると、21期連続の増配、2022年3月期は168円を見込んでいます。沖縄セルラーの株価はおよそ5,000円ですから、配当利回りは約3.4%程度ということになります。

 

沖縄セルラーの株価推移

沖縄セルラーの直近1年間の株価推移ですが、昨年9月ごろに1段高かった時期もありましたが、その後やや下落した位置で横横している展開となっています。今回の決算発表以降強さを見せ、強い上昇を見せてくれました。