JR西日本の「サイコロきっぷ」JR東日本の「どこかにビューン」について
コロナ禍から徐々に回復しつつある観光事業ですが、そのような中で、西日本旅客鉄道(JR西日本)、そして東日本旅客鉄道(JR東日本)からそれぞれ新サービスの発表がありました。
◯JR西日本の「サイコロきっぷ」
切符の価格は5,000円。大阪市内からサイコロの出目次第の目的地までの往復チケットになるというものです。
行き先は次の通りの6駅。
白浜(和歌山県)・餘部(兵庫県)・東舞鶴(京都府)・倉敷(岡山)・芦原温泉(福井県)・尾道(広島県)
ですが、尾道が出た場合にはさらに6分の1の確率で博多になります。
博多の場合、大阪からの往復切符の値段は29,240円とのことですが、これが5,000円で行ける可能性があり、この場合の割引率はなんと82.9%とのこと。
一番安いのが東舞鶴ですが、これでも割引率45.5%とお得に旅に出かけることができます。
それぞれ旅行先としては由緒ある観光スポットという感じですが、再発見という意味でとてもよいのではないでしょうか。
利用期間が7月29日から10月31日ということで、学生の夏休みにちょうどいいのではないでしょうか。
JR東日本の「どこかにビューーン!」
JR東日本が選定した4つの行き先候補の中からどこか1駅が決定されJR東日本が運営するポイントサービスであるJRE POINT6,000ポイントをと、その駅までの往復チケットが交換される仕組みです。
JALの「どこかにマイル」と同様のサービスということになります。
行き先駅の対象となるのは東京駅から概ね150km以上離れたJRの東日本の新幹線停車駅とのことで、例えば長野・越後湯沢・新潟・福島以北の東北新幹線や山形新幹線、秋田新幹線の駅が候補に挙がってきます。
こちらは開始時期が2022年12月予定とのことで、少し先のことになります。寒い時期になってくるので、JR東日本管轄の路線図は東北、北陸方面へとなってくるので、寒い地域になることが注意ですね。
いずれのサービスも国内観光業を盛り上げることに一役買いそうです。コロナ禍で海外旅行に行くことのハードルが少し高いと感じる方向けに、国内観光を盛り上げるチャンスではありますね。