まなびの『び』

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Enjin(7370)の決算分析

2021年6月に上場した比較的若いEnjinの決算を見ていきます。

 

◯Enjinの事業内容

主に中小・中堅企業、医療期間を対象としたPR支援サービスや顧客とメディア又は決裁者をつなぐプラットフォームサービスを提供するPR事業を展開しております。

とEnjinの事業内容を有価証券報告書に記載されていて、以下の4つのサービスを展開しています。

 

①法人/経営者向けPR支援サービス

医療機関/医師向けPR支援サービス

 法人・医療機関の経営課題を解決する手段として、例えば採用目的とした情報発信など、メディアへのPRの目線で支援する事業。雑誌、Web、TVなど複数のメディア媒体から顧客のニーズにあわせた発信を行い、支援するサービス。

 

メディチョク

メディアが発信したい情報と情報を発信したい企業とのマッチングサービス。メディアのオファー一覧から自社が該当しそうなものを選んでアプローチをすることができる。

 

④アポチョク

サービスを必要としている決裁者と、サービスを提供している企業とのマッチングサービス。

 

③④をあわせてプラットフォームサービスとして新規事業という立ち位置となっています。

 

Enjinの業績推移

2022年5月期は売上高41.7%の増収、営業利益98.1%、最終利益も95.8%の増益となりました。2019年からの推移をみても売上面、利益面いずれも、右肩上がりに成長していることがわかります。

そして、決算説明資料によると、各事業が成長しながら、新規事業であるプラットフォーム事業の割合が大きく増えています。この新規事業は課金型のストックビジネスになるので、成長が積み重なっていくことになります。このビジネスの成長は強いものになってくる。

 

◯Enjinの株価推移

Enjinは上場以来大きく成長していましたが、2021年9月頃をピークとして下降しました。それでもその高い成長性から2022年1月に切り返しています。その後横横する展開でしたが、今回の決算発表を受けて18.5%の急騰しました。このあと株価が復活していくのか、注目です。