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警戒感が増す市場。ジャクソンホールとは?

最近、話題にされることが多いジャクソンホール。今回はこちらの話題。

news.yahoo.co.jp

ジャクソンホールとは

アメリカのワイオミング州ジャクソンホールという地名があります。。毎年8月にカンザスシティ連邦準備銀行が主催する経済政策シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催されます。各国の中央銀行の総裁、学者、政治家が出席するするもので、金融政策について議論を行います。

今年は25~26日に開催されます。そしてこの中で日本時間の26日午後11時にパウエル議長が公演をする予定です。どの様な発言がされるのか、警戒感が高まり、意識した市場の動きになっています。

アメリカ10年国債利回りと為替推移

アメリカで利上げスピードの減速が期待されると10年国債利回りは一時期下がっていましたが、再び上昇傾向となっています。下図は直近3ヶ月の10年国債利回りの推移ですが、いよいよ3%に達しました。

再び利上げに積極的になるのでは、という思惑が広がり、長期金利が上昇しています。これにより日米金利格差が広がり、ドル円の為替も円安方向となっています。

この記事を記載している時点では、137円台で推移しています。さらにドルとユーロを見比べると、ユーロよりもドルの方が高いパリティ割れとなりました。

警戒感の高まる株式市場

ダウ平均株価は22日の取引で大きく下がりました。ジャクソンホールで何かマイナスの情報がでるのではないか、という懸念の中で手仕舞いされているイメージです。

ジャクソンホールが終了するまでは警戒感から新たに買われることは少ないかと思います。