アメリカのGDP7〜9月のGDPのプラス成長について
7~9月の実質GDPは前期比2.6%増となり、市場予想の2.4%よりもさらに上回ったとのことです。プラス成長は3四半期ぶりで、ちなみに今年に入ってから前期比を見てみると
第1四半期(1~3月)▲1.6%
第2四半期(4~6月)▲0.6%
でした。
GDPの増加寄与が大きかったのは、「輸出」の項目で前期から続けて堅調ですが、「輸入」についてはマイナス。「個人消費」はプラスではるものの伸びは鈍化していて、「輸入」のマイナスも含めアメリカ国内での消費が落ち込んでいる構図が見えます。
一方で「設備投資」は輸送用機械での機械投資が増えたとのこと。在庫不足が顕著な自動車やコロナ禍からの脱却で海外渡航ニーズが高まり、航空機製造への投資が増えている様に見えます。
マイナス寄与が大きいのは「住宅投資」。住宅ローン金利の上昇、住宅価格の高騰により、マインドが下がっている様です。
前日の記事ではナスダック指数がマイナスだった話をしましたが、10月27日もIT企業の決算の不調を受けて引き続き弱い動きなのですが、これに対してダウ平均については、ここ数日比較的強い動きをしています。発表のあった10月27日も0.6%上昇で終えていて、これで5日続伸となっています。