まなびの『び』

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日本の株式市場が続落。アメリカの景況指数が不安視。

4月5日、6日の日経平均株価は2日連続でそこそこ大きく下落していきました。

4月5日は▲474円(▲1.7%)

4月6日は▲340円(▲1.2%)

の下落となりました。2日合わせて800円の下落となります。

為替は4月頭からここ数日円高が進んでいて、4月6日は131.3~5円程度で推移しています。円高が進んだことで、輸出企業株が売られるというものもあるのですが。

日本株が弱いのはアメリカを中心に景気動向が曇ってきていることが挙げられています。特に、3月のアメリカでのISM製造業景況感指数とISM非製造業景況感指数がともに低い結果となったことで先行き不安が広がったとされています。

このIMS製造業景況感指数および非製造業景況感指数は、企業に受注や生産などの複数の項目についてアンケート調査を行い、その結果が集計されたものです。これら指数が市場予想よりも下回り、つまり実際の事業者は景況を悪く感じている、ということで、懸念材料が多い状況となっています。

日本の株式市場では、3月に発生した金融不安による下落からかなり回復をしていたところでもあったので、この悪い材料によって『今のうちに』と利益確定をした、といった動きもあるかと思います。これから3月決算の企業が決算発表を行うシーズンに入ってきますので、株価の動きも激しくなりますので、『今のうちに』がより強く反映した、ということもあるかもしれません。