まなびの『び』

投資運用、業界研究、時事、その他学んだことを

リソー教育(4714)が決算発表

以前とりあげたリソー教育の2021年2月期の本決算発表がありましたので、内容を見ていきましょう。

 

リソー教育の事業内容

f:id:manabinobi:20220408201229p:plain

リソー教育は個別指導塾TOMAS等、教育事業各社を運営するグループ会社となります。TOMASの他に名門会、伸芽'Sクラブといったブランドで受験指導を行っております。

 

リソー教育の業績推移

f:id:manabinobi:20220408202049p:plain

 

2022年2月期は、2021年2月期に対し、売上高19.1%増、営業利益199.8%増、最終利益は337.9%増となりました。

上図グラフを見ていただければわかりますが、リソー教育は2021年2月期が低調でした。この背景にはコロナ禍による休校措置及び自粛の影響によるものとなります。2021年期が低調だったために、2022年期は対前年比では高い成長率になりました。とはいえ、コロナ影響前の2020年2月期と比べてもプラスとなりました。

好調だった背景としては、TOMAS、メディックTOMAS、インターTOMAS、名門会、TOMEIKAI、伸芽会、伸芽’Sクラブ託児・学童、各セグメントにおいて、新校解説および拡大リニューアルを行い、生徒数が伸びているからです。

 

2023年2月期についてもこの好調はつづく見込みを発表していて、売上高は10.0%増、営業利益19.1%増、最終利益は2.8%増と発表をしています。

ヒューリック株式会社との資本業務提携関係を強化したことにより、都心主要エリアの駅前一等地での有利な教室展開が可能となることで、さらなる成長拡大が見込める

子ども向けサービスをワンストップで提供する教育特化型ビル「こどもでぱーと」の共同開発により、1才児からの「伸芽'Sクラブ」を入り口として、「伸芽会」、「TOMAS」、そして大学生、社会人になってからも「インターTOMAS」に通うことができる、対象年齢軸の拡大を図る「囲い込み戦略」をよりスムーズに推し進める

といった成長戦略を描いています。

この様に「囲い込み」に関する業務提携はまだ始まったばかりであり、新たな新設・展開が今後進められ、それに伴い生徒数が伸びてくることが見込まれるため、高い成長力が期待できるのではないかと思っています。

 

リソー教育の株価推移

f:id:manabinobi:20220408204501p:plain

リソー教育の株価ですが、2021年10月頃をピークとして、その後下降傾向。1月に入り一旦リバウンドした後、下げ止まっている印象です。決算発表翌営業日の4月8日については、前日比5.6%増と素直に回復してくれました。

 

<過去記事>

manabinobi.hatenablog.com