まなびの『び』

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ジェイリース(7187)の決算発表

以前、取り上げたジェイリースの決算を見ていきましょう。

 

◯ジェイリースの事業内容

詳細は過去記事で触れていますので簡単に。

ジェイリースは賃貸住宅等の保証事業です。賃貸物件の借り主が家賃滞納等発生した際に、ジェイリースが保証を行う事業を行っています。ジェイリースが間に入ることで、不動産のオーナーは安心して貸すことができるという事業になります。

 

(ご参考:前回の記事)

 

manabinobi.hatenablog.com

 

 

◯ジェイリースの業績推移

ジェイリースの2022年3月期は、売上高20.5%増収、営業利益108.8%、最終利益が142.5%の増益となりました。急激に成長してることがわかります。

住居用賃料保証は、

新規出店や外部企業との提携による営業ネットワークの拡充、顧客ニーズ
に対応した商品ラインナップ強化等により

14%増収しました。事業用賃料保証は、

賃貸物件の流動性の向上及び不動産オーナーの賃貸リスクに対する意識変化により

58%と大きく増収しています。新型コロナウイルスの影響により入居事業者の財務状況、利益率の悪化リスクが高まっていることで、保証ニーズが高まっていること。また事業用賃貸物件の入居事業者が入れ替わっていること、といった追い風により、まだ利用率の低い事業用賃料保証の拡大に寄与しています。

一方でコストとなる代位弁済の発生率は前期比で0.5%改善しており、代位弁済立替残高も減少。リスクコントロールに成功しており、さらにその回収率も0.5%改善しています。

2023年3月気に向けて、売上高も14.0%増収、営業利益11.6%、最終利益10.4%増益を見込んでいます。この見込みは2021年11月に公表した3カ年契約を上回る計画値となります。

 

◯株価推移

ジェイリースは今回の決算直後、上にも下にも大きく反応し、1日でとても大きい値動きを見せました。しかし、決算から数日がたったいま見てみますと、決算発表後に反転し、回復をしてきています。ここ数日は横横する展開です。

ジェイリースは金融事業ということもあり、PERとしては割安なので、そういった目線からも期待したい銘柄だと思います。