まなびの『び』

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冬の節電キャンペーンについて

暖房による電力需要が高まる今年の冬は、電力受給の逼迫が想定されています。

東日本大震災以来、それまで大きな発電量を担っていた原子力発電が停止、昨今の脱炭素の流れにより、化石燃料を消費する火力発電の新設も難しく、洋上風力などの新エネルギー発電も本格稼働するのはまだまだ先です。

現状において供給量を増やすためには、稼働停止している老朽化した火力発電所を再稼働させるしかなく、それでも増強される発電能力は限られます。このため、今年の冬を乗り切るためには、需要面を下げる、つまり節電をすることが求められます。

振り返れば、今年の夏も節電を呼びかけ、そして支援をするために電力会社が節電キャンペーンをうつなど、対策をおこなってきました。

 

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この冬の電力需要を抑えることを支援するため、各電力会社を通じて経済産業省が電力利用者に特典を与えることを行っています。

例えばTEPCO(東京電力エナジーパートナー)のサイトを見てみると参加条件として以下の記載となっています。

「節電チャレンジ2022」にお申込みいただき、冬季期間(2022年12月1日~2023年3月31日予定)も引き続き当チャレンジにご参加いただけるお客さま

東京ガスの場合、

今冬(2022年12月14日~2023年3月15日予定)に開催する「冬の節電キャンペーン」にご参加いただけること。

auエネルギー&ライフ株式会社(auでんき)の場合は、

エントリーページにて節電チャレンジプログラムにエントリーを行うこと。(エントリーにあたり❶~❸がポイント進呈の条件になります)
 ❶auでんきまたはでんきサービス(*1)をご利用中またはお申し込み中のお客さま(*2)が対象となります。
 ❷auでんき/でんきサービスのau IDもしくはauでんきポイントで割引の対象回線に指定されたau IDでエントリーページからエントリーすること。
 ❸特典進呈の前月末時点まで継続してauでんきまたはでんきサービスをご利用中であること。

となります。各社が提供しているポイントプログラムや、節電を呼びかける期間などは違いがありますが、一般家庭に対して、節電のキャンペーンに参加を表明する段階で2,000円相当のポイントを与えている様です。上述の3社の様に、電力小売業者により制度の詳細は異なっているので、契約している電力小売会社の制度を確認して、受け取れるものは受け取りたいですね。