まなびの『び』

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三井松島ホールディングスとINPEXの決算発表

過去取り上げた2銘柄、三井松島ホールディングス(1518)と、INPEX(1605)がそれぞれ決算発表をしました。いずれも鉱業関連の銘柄で好調な決算内容となりました。

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三井松島ホールディングスの決算

三井松島ホールディングスは4-6月が2023年3月期の第1四半期でした。今期は前年同期比売上高が33.7%増収、営業利益は234.6%の増収、最終利益も170.1%増収と大きく利益が膨らみました。

特にセグメント別でエネルギー事業において、営業利益が561百万円から2,788百万円と4.97倍となっています。石炭商社の事業を行っていることから、石炭価格が上昇したことが背景です。

この好調を背景に、業績見通しを情報修正し、売上高22.8%、営業利益62.2%、最終利益57.9%の大幅に修正しました。また、配当も記念配当込で通期160円から230円に70円も引き上げています。

INPEXの決算

INPEXは4-6月が2022年12月期の第2四半期でした。第2四半期累計で前年同期比売上高が120.4%増収、営業利益は161.3%の増収、最終利益も254.9%増収とこちらも大きく業績が上昇しています。

こちらはセグメント別では、地域別となりますが、海外では円安効果もあり利益の積み上げとなりました。

こちらも業績見通しを情報修正し、売上高17.9%、営業利益22.6%、最終利益16.7%の修正しました。さらに配当を通期配当を54円から60円に引き上げています。

加えて自己株式取得についても発表。発行済株式に対して8.65%の株式取得を発表しています。

市場の反応

・三井松島ホールディングス

三井松島は決算発表翌営業日の8月8日にストップ高となる700円(21.4%)上昇、9日には一時さらに620円上昇したものん、その後は利益確定で売却されてしまったのか大きく下がってしまいました。

INPEX

INPEXは6月上旬をピークとして上昇トレンドが終了した様にみえた中での今回の決算発表でしたが、一時期80円(5.4%)上昇しました。その後は戻ってきてしまい23円プラスで終了しています。